本日の香港、大気汚染レベルが深刻

更新日:2018年01月17日
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大気汚染

本日、香港の大気汚染指数が非常に高くなっています。香港では大気汚染指数を「1~10+」で表しますが、現在、銅鑼湾(コーズウェイベイ)ではレベル10、中環(セントラル)と旺角(モンコック)ではレベル9、香港郊外でもレベル6~8と健康被害が及ぶ数値レベルとなっています。

香港環境保護署は、大気汚染レベルが8~10になると心臓病や呼吸器系に問題がある方はもちろんのこと、一般市民も外出を控えるようにと呼び掛けており、交通量の多い所へは近づかない、外出時間をなるべく減らすようにと注意を促しています。マスクを着用することで、ある程度の予防はできるようなので、外出時はマスク着用をお願いします。

また、香港環境保護署は2017年の大気中光化学オゾン濃度が、過去18年間で一番高かったことを発表しました。光化学オゾンは健康被害を引き起こす大気汚染物質であり、自動車や工場から排出される揮発性有機化合物や窒素酸化物及び炭化水素類が、太陽光線を受けて光化学反応を起こし発生します。2017年の香港は気温が高く雨が少なかったため光化学オゾンが発生しやすく、偏西北風により珠江口の光化学オゾンが香港に流れ込んできたことも原因となり濃度が高かったと香港環境保護署が説明しています。