「大英博物館蔵品展」が香港文化博物館で開催。北斎の浮世絵も。

更新日:2019年05月31日
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葛飾北斎

沙田にある香港文化博物館で5月18日から9月9日まで「百物看世界ー大英博物館蔵品展(A History of the World in 100 Objects from the British Museum)」が開催されます。タイトルの意味を見てみると「100点の展示物から世界を見る」とあり、大英博物館から選りすぐりの100点が香港にやってくるようです。

今回の展示物には世界的に有名な「ウルのスタンダード(紀元前2,500年)」があります。これは現在のイラク南部に位置する古代国家ウルの遺跡から出土したもので、戦争の場面が金やラピスラズリなどの美しい宝飾品で描かれています。その他には日本の代表作「葛飾北斎:神奈川沖浪裏(1831年)」も登場。荒れ狂う波の向こうに小さな富士山が見えるデザインといえば、誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

他にも1340年頃に古代天文学で使用された「アストロラーベ/天体観測用の機器(1345年頃)」、古代ローマの大理石像「古代ペルシャの神(Mithras)」など普段では見られない展示物が勢ぞろいします。

香港に集められた100点の展示物から、様々な国の歴史を垣間見てはいかがでしょうか。

A History of the World in 100 Objects from the British Museum
開催日:2019年5月18日~9月9日
場所:香港文化博物館
ウェブ:https://www.heritagemuseum.gov.hk/en_US/web/hm/exhibitions/data/exid257.html
入場料:10香港ドル(全日制の学生、高齢者や身体の不自由な方には割引あり)