「滬港通」初日、香港株取引は盛り上がらず

更新日:2014年11月18日
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香港各紙によると、17日より始まった「滬港通」(香港-上海証券市場の相互乗り入れ)取引初日は当初の予想ほど活発ではありませんでした。

「滬港通」は毎日の取引に限度額が設けられており、上海株の取引限度上限額は130億人民元、香港株は105億人民元となっています。初日の香港から上海株購入額は87.35億人民元と限度額枠の83%、上海から香港株購入額は17.65億人民元に過ぎず、限度額のわずか約13.5%となりました。香港の専門家達は「南下投資家(上海から香港への投資する人)は、今は様子を伺っているだけ。始まったばかりなので『滬港通』の良し悪しについて批評するのはまだ時期尚早。」としています。

中国政府は一年以内に「深港通」(香港-深セン証券市場の相互乗り入れ)を行うと発表しています。今後、香港と中国市場経済を活発にするためにも「滬港通」は失敗できません。今後の動きに注目です。