香港経済ニュース|2026年10月の最新動向

更新日:2026年10月16日
香港経済ニュース、2026年10月

2026年10月の香港最新ニュースを4つお届けします。香港大学による2026年のGDP成長率予測は4.1%、9月の香港への訪問者数は前年同月比22%増の約403万人となりました。少子化の影響で幼稚園は過去最多の40園が閉鎖され、HSBCは香港のAI専門家チームを今後2〜3年で150人から300人に倍増させる計画を発表しています。経済成長や観光、教育、金融業界のAI活用など、香港の最新動向をまとめて紹介します。

■香港大学が2026年のGDP成長率を4.1%と予測
香港大学の香港経済・ビジネス戦略研究所は、2026年の香港の実質GDP成長率を4.1%と予測しました。前回から0.4ポイント上方修正したのは、上半期の貿易が予想を上回って伸びたためです。

一方、消費者心理の弱さなどから、成長率は7〜9月期に3.7%、10〜12月期には2.8%へと鈍化する見通しです。なお、4〜6月期の成長率は4.3%でした。

■9月の香港訪問者数は22%増、400万人を突破
2026年9月の香港への訪問者数は約403万人となり、前年同月比22%増加しました。全体の78%超を占める中国本土からの訪問者は29%増加しました。中秋節の連休や関連イベントの開催、前年同月の悪天候が増加の要因とされています。

一方、本土以外では長距離市場が20%増加したものの、短距離市場は9%減少しました。航空便数の制約や燃油サーチャージの上昇などが影響したとみられています。

■出生率低下と出産年齢の上昇で幼稚園40園が閉鎖
香港では今年、過去最多となる40園の幼稚園が閉鎖されました。出生数の減少に加え、第一子を出産する女性の年齢が上昇していることが背景にあります。

2025年の出生登録数は過去最低の31,714人となり、2026年も低水準が続く見通しです。第一子の出産年齢の中央値も、1981年の25.1歳から2023年には32.9歳へと上昇しています。

■HSBC香港、AI専門家チームを2〜3年で倍増へ
HSBCは、香港のAI専門家チームを現在の150人から、今後2〜3年で300人に増員する方針を発表しました。これまで、顧客対応を支援するツールや、カスタマーサービスの品質向上に向けたシステムを開発しています。

また、香港にAI研究所を設立し、2027年初めの稼働を予定しています。AIの活用事例や耐量子暗号、ブロックチェーン技術などに取り組む方針です。