香港は17日から3連休、「重陽節」ってどんな日?

更新日:2026年10月14日
香港17日から3連休、「重陽節」

香港では10月18日(日)に伝統行事「重陽節(チョンヨンフェスティバル)」を迎えます。今年は日曜日と重なるため、翌19日(月)も公休日となります。重陽節には先祖の墓参りをして供養するほか、山に登って厄を払う「登高」の習慣があり、この時期は墓地周辺や山道の混雑が予想されます。柴湾や将軍澳などでは一部道路の交通規制も予定されているため、外出や移動を予定している方はご注意ください。

重陽節は旧暦の9月9日にあたる伝統行事です。中国では古くから奇数を縁起の良い「陽」、偶数を「陰」とする考え方があり、最大の一桁の奇数である「9」が重なることから「重陽」と呼ばれるようになりました。

重陽節の起源は古く、少なくとも東漢時代(西暦25~220年頃)には記録が見られ、戦国時代の習俗にさかのぼるともいわれています。伝説では、桓景(Huan Jing)という人物が占い師の助言を受け、旧暦9月9日に家族を連れて山へ逃れたことで、村を襲った災厄を免れたとされています。これが、山に登る「登高」の習慣の由来の一つとされています。

重陽節には、先祖の墓参りや山登りのほか、菊の花を愛でたり、菊花酒や米粉を使った菓子「重陽糕」を楽しんだりする習慣もあります。魔除けとされる茱萸(しゅゆ)を身につけたり、凧を揚げたりする風習も伝わっています。菊は長寿や厄除けの象徴とされ、現代の香港では墓参りとハイキングを組み合わせて過ごす家族も多く、若い世代にはレジャーとして山歩きを楽しむ人もいます。

香港では山や丘陵地に墓地が多いため、重陽節には墓参りとハイキングが同時に行われることも少なくありません。墓参りでは墓石を清掃し、線香や食べ物、果物、紙銭などを供えて先祖を供養します。一方、線香や紙銭の焼却、焚き火などが原因となる山火事も毎年のように発生しているため、注意が必要です。

重陽節当日の18日(日)は、柴湾や将軍澳などで一部道路が閉鎖される予定です。警察は現場の状況に応じて規制の範囲や時間を変更する可能性があるとしており、運輸署はラジオやテレビ、運輸署のウェブサイト、アプリ「香港出行易」などで最新情報を確認するよう呼びかけています。

重陽節当日の18日(日)は、柴湾や将軍澳などで一部道路が閉鎖される予定です。警察は現場の状況に応じて規制の範囲や時間を変更する可能性があるとしており、運輸署はラジオやテレビ、運輸署のウェブサイト、アプリ「香港出行易」などで最新情報を確認するよう呼びかけています。

また、重陽節の連休中は香港と中国本土の間を移動する人の増加も見込まれます。今週、新たな陸路イミグレーション施設「新皇崗口岸(New Huanggang Port)」が開通しており、当局は混雑に備えて人員を増やすほか、バスの増便も行う予定です。越境移動を予定している方は、交通機関の運行状況やイミグレーションの混雑状況を事前に確認することをおすすめします。