香港のバレンタインデー2025年を徹底調査

更新日:2025年02月13日
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花束

明日2月14日はバレンタインデー。香港では、日本とは異なり「男性が女性に花束を贈る」ことが一般的な習慣です。特に、女性が働くオフィスへ花束を送る文化が根付いており、街中では大きな花束を抱えた女性の姿をよく見かけます。

花束の本数にはそれぞれ意味があり、永遠の愛を象徴する「99本のバラ」が理想とされていますが、花の価格が高騰するため、「君だけを愛してる」という意味を持つ「11本」や、「誠実と正直」を表す「18本」の花束も人気です。

男性が女性に花束を贈るだけでなく、プレゼントを交換することもあります。香港のマッチングサービスHK Romance Datingは、香港で交際中の男女461人(男性223人、女性238人)を対象に、バレンタインデーの過ごし方やプレゼント、予算についての意識調査を実施しました。

バレンタインデーの過ごし方については、男性の38%、女性の31%が「バレンタインデーの予定がない」または「まだ考えていない」と回答しました。一方、すでに予定を立てている人も多く、予定がある男性の48%が「自宅で過ごす」と回答し、41%が「ショッピング」と回答しました。予定がある女性の51%は「映画鑑賞」と回答し、38%が「ショッピング」と回答しました。

また、バレンタインデーに旅行を計画している人も一定数おり、旅行を計画している男性の21%が「中国本土への旅行」、16%は「海外旅行」を計画していました。女性もほぼ同じ傾向で、21%が「本土への旅行」、22%が「海外旅行」を計画しているという結果でした。

バレンタインデーといえば、恋人同士でのプレゼント交換も欠かせません。今回の調査では、男性の38%が「デジタル機器」を欲しいと回答し、女性の51%は「時計やジュエリー」を希望することが分かりました。一方で、「もらいたくないプレゼント」についても質問したところ、男性の47%は「テーマパークのチケット」はいらないと回答し、43%は「花束」はいらないと考えていることが分かりました。女性の場合は、46%が「文房具」はいらないと回答し、37%は「ぬいぐるみやフィギュア」はいらないと答えました。

また、男性の47%、女性の28%は「そもそもプレゼントをもらうことを考えていなかった」と回答しており、全てのカップルがバレンタインデーに特別な贈り物を期待しているわけではないことが明らかになりました。

バレンタインデーのプレゼントにかける予算については、男性の36%、女性の30%が「1,001~5,000香港ドル」を想定していると回答しました。また、男性の8%は「プレゼントにお金を使いたくない」と考えていることも分かりました。一方で、パートナーからのプレゼントに期待する金額についても、男女で差が見られました。多数派としては、男性の22%は「500香港ドル以下」のプレゼントを希望しているのに対し、女性の35%は「1,001〜5,000香港ドル」のギフトを期待していることが分かりました。女性の方がやや高価なプレゼントを望む傾向があるようです。

レストランでの食事の予算についても調査が行われました。男性の40%、女性の42%が「1,001~2,000香港ドル」を食事にかける予定と回答し、男性の34%、女性の32%が「501~1,000香港ドル」を想定していることが分かりました。

バレンタインデー当日には、花束や女性のバッグを持ち、レストランへエスコートする香港人男性の姿が多く見られ、ロマンチックな雰囲気が街中に広がります。香港のバレンタイン文化は、日本とは異なる独自のスタイルを持っており、恋人たちにとって特別な一日となることでしょう。