尖沙咀のピンポンマンション(売春ビル)で83人逮捕
更新日:2024年12月20日
香港の尖沙咀(チムサーチョイ)にある売春ビル「發利大廈(通称:ピンポンマンション)」などに、香港警察とイミグレーションが2週間をかけて一斉摘発をおこない、男女83人(性労働者75人、香港人男性4人、物件オーナー4人)が「滞在条件違反」や「不道徳な目的で他人をそそのかした」などの容疑で逮捕されました。
逮捕者の年齢は16歳~79歳と公表されており、性労働者75人のうち73人は中国本土出身で最年少者は中国本土の16歳少女、残りはタイ人で1人は女性、1人はパスポートの性別が男性となっているトランスジェンダーのタイ人でした。香港警察はマフィアの関与も視野に入れて捜査を進めています。
売春ビルの發利大廈のマンション階は、各部屋にドアベルが設置されており、ピンポンを鳴らすと部屋から性労働者が出てきて金額を訪ねて双方合意となれば部屋に入り、性的サービスを受ける仕組みとなっています。9階建てのビルのほとんどが売春部屋として使用されており、今回の一斉摘発によって物件オーナー4人(46歳~73歳)が、「売春の目的で住居を貸した、または使用させた」という容疑で逮捕されました。