香港と広州間、フェリーで2時間移動が可能に

更新日:2023年05月05日
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広州フェリー

本日は、香港と広州を結ぶ新たなフェリールートが開通し2時間でフェリー移動が可能になったこと、2023年3月の小売売上高は前年同月比40.9%増で記録的な伸びとなったこと、香港の政策金利の基準金利は0.25%引き上げ5.50%となったこと、BNOパスポート保有者の英国移民政策は少なくとも2025年まで有効であると英国総領事が話したことをお伝えします。

■香港と広州間、フェリーで2時間移動が可能に
昨日、「香港国際空港と広州南東部の琶洲フェリーターミナル」と「尖沙咀チャイナフェリーターミナルと広州南東部の琶洲フェリーターミナル」を結ぶ新たなフェリールートが開通しました。香港と広州間を2時間でフェリー移動できるようになりました。

香港国際空港から琶洲への運賃は大人295香港ドル、子供200香港ドル。琶洲から香港国際空港への運賃は大人360中国元、子供260中国元となっています。また、琶洲フェリーターミナルから香港国際空港に向かう場合、琶洲にて入国審査や空港チェックイン(荷物の預け入れ含む)ができます。

また、香港と広州間の移動は「広深港高速鉄道」でもおこなえます。香港西九龍駅から広州南駅まで1時間以内で移動できます。

■3月の小売売上高。40.9%増で記録的な伸び
香港政府の統計局が2023年3月の小売売上高を発表し、前年同月比40.9%増となる記録的な伸びとなったことを伝えました。

政府の報道官は、「消費者と観光客の支出が改善し続けている。2023年3月の小売売上高は急増となったが、前年度の売上が低いことも関係している(2022年3月は新型コロナウイルスの影響で前年同月比13.8%減だった)。インバウンド観光の回復と個人消費の回復が引き続き小売業に利益をもたらすだろう」と話しました。

■香港の政策金利、0.25%引き上げ5.50%に
香港金融管理局(中央銀行に相当)は、米連邦準備理事会(FRB)のFOMCでの0.25%の利上げを受けて、香港の政策金利の基準金利を0.25%引き上げ、5.50%としました。

■BNOでの英国移民、少なくとも2025年まで有効
イギリス政府はBNOパスポート保有者とその扶養家族に対して、5年間の滞在と就労、その後は永住権申請を可能とする特別ビザによる移民政策をおこなっていますが、少なくとも2025年までは有効であると英国総領事のブライアン・デービッドソン(Brian Davidson)氏が語りました。

BNO(英国海外市民)パスポートとは、1997年7月1日の香港返還以前に生まれた香港市民が持てるパスポートのことで、香港人の約290万人が取得対象となっています。