電子消費券の3,000香港ドル配布が開始

更新日:2023年04月17日
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窃盗

本日は、香港政府による5,000香港ドルの電子消費券のうち3,000香港ドルの配布が開始したこと、尖沙咀で日本人などを狙った窃盗が増加し日本国総領事館が注意喚起していること、2023年第1四半期の香港訪問者数は440万人となったことをお伝えします。

■電子消費券の3,000香港ドル配布が開始
昨日、香港政府が約640万人(18歳以上の香港永久居民と香港新移民)を対象として配布する5,000香港ドルの電子消費券のうち3,000香港ドルの配布がおこなわれました。

電子消費券は6種類「Octopus(オクトパス)、AlipayHK(アリペイHK)、Tap & Go(タップ・アンド・ゴー)、WeChat Pay HK(ウィーチャットペイHK)、HSBC PayMe(ペイミー)、中国銀行 BoC Pay」のいずれかの電子決済プラットフォームで受け取ることができ、オクトパスカードで受取る方はコンビニなどで受け取り、それ以外の方は2022年(前回)の配布時と同じ登録アカウントに自動振り込みされています。残りの2,000香港ドルは7月16日に配布されます。

なお、一部では「電子消費券100香港ドルの使用につき2香港ドルの手数料」などを請求している店舗もあるようですが、香港政府の報道官は「店舗は電子消費券の使用に手数料を請求することはできない。契約違反として契約取り消しなどの措置を講じる可能性がある」と述べていると香港メディアThe Standardで報じられています。

■尖沙咀で日本人などを狙った窃盗が増加
香港の観光・ショッピングスポットである尖沙咀(チムサーチョイ)で2人の日本人がひったくり・すりに遭い、香港全体での窃盗件数も急増していることから在香港日本国総領事館は窃盗に関する注意喚起をホームページやメールで発信しています。

2人の日本人の被害について
・後方から近づいてきた車からカバンをひったくられた。
・リュックサックの中に手を突っ込まれ貴重品を盗られそうになった。

香港では2023年1月から2月までの2ヶ月間に合計3,341件(前年同期比37%増)の窃盗が発生しており、その中でもすり事案が前年同期比96%増となっています。窃盗犯グループの多くは、スポーツ施設や商業施設のトイレの出入口付近で待ち構えており、被害者の注意が散漫になっているすきを狙って犯行に及ぶ傾向にあるとのこと。万が一被害に遭った際には、香港及びマカオの緊急ホットライン(999)へご相談ください。

在香港日本国総領事館ホームページ
https://www.hk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/2023-suri_hittakuri.html

■第1四半期の香港訪問者数は440万人
香港政府観光局は、2023年3月の香港訪問者数(暫定値)は前月より68%増え245万人となり、2023年第1四半期(1~3月)の合計は441万人、うち中国本土からの訪問者数は336万人となったことを発表しました。新型コロナウイルス流行前の四半期平均の約30%まで回復してきています。