世界の超富裕層レポート2023、香港は1位

更新日:2023年09月14日
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富裕層

データベースサービスを提供する英アルトラタ(Altrata)が世界の超富裕層レポート2023年版を発表し、3000万米ドル(約44億円)以上の資産を保有する超富裕層の人数が多い都市1位は香港(12,615人)、2位はニューヨーク(11,845人)、3位はロンドン(6,370人)、4位はロサンゼルス(6,205人)、5位はサンフランシスコ(4,385人)、6位はシカゴ(4,235人)、7位はシンガポール(4,160人)、8位はパリ(3,995人)、9位は東京(3,710人)、10位はワシントンDC(3,465人)でした。

上位10都市は世界全体の超富裕層の数の15.4%を占めています。世界全体の超富裕層の数は前年比5.4%減の39万5,070人となっており2018年以来初めての減少、2015年以来最大の減少という結果になりました。世界全体の超富裕層の総資産は5.5%減の45兆4300億米ドルとなっています。アジア全体の超富裕層に注目してみると数は10.9%減の10万8,370人(世界シェアの27%)で、総資産は10.6%減の12兆1300億米ドルとなりました。

1位となった香港の超富裕層は前年比23%減と大きく減少、2位のニューヨークは2.3%増加しており差が縮まってきています。東京も27%減と大きく減少、シンガポールは増加が特に大きく13.4%増となっています。

世界の超富裕層レポートでは、超富裕層の75%以上が「起業家、企業幹部、相続人」の3タイプで占めていると述べています。起業家の例としてはイーロン・マスク(テスラ共同創業者)やジャック・マー(アリババ共同創業者)、企業幹部としてはカレン・リンチ(CVSヘルス社長)やサティア・ナデラ(マイクロソフトCEO)、相続人としてはアリス・ウォルトン(ウォルマート創業者の娘)やヒュー・グローヴナー(第7代ウェストミンスター公爵)を挙げています。

世界の超富裕層レポート2023年版(World Ultra Wealth Report 2023)
https://altrata.com/reports/world-ultra-wealth-report-2023