駐在員の年収、アジア1位は日本、香港は5位

ECA Internationalによる世界のMiddle Manager駐在員の平均年収調査「MyExpatriate Market Pay Survey」が発表され、アジア1位は日本で約42万米ドル（約5620万円）、香港は5位で約28万米ドル（約3750万円）となりました。駐在員の平均年収が世界一高いのはイギリスで約44万米ドル（約5880万円）となりました。

アジア1位となった日本はグラフ画像をみて分かるようにTax（税金）が高いため、実際に駐在員が享受できる金額（手取り額と福利厚生費）は香港の方が上回っているということになります。アジア2位はインド、3位は中国、4位は韓国、5位が香港、6位は台湾、7位はフィリピン、8位はシンガポール、9位はインドネシア、10位はタイの順となっています。

香港の駐在員の平均年収は前年比1.4％増の約28万米ドルという結果でしたが、アジアで最も低い成長率でした。日本は前年比4％増、シンガポールは前年比10％増、中国は前年比11％増となっています。

MyExpatriate Market Pay Surveyは、世界130か国・地域の300社以上の企業を対象にインタビューから得た情報を元に作成されています。各企業が海外のMiddle Managerの駐在員に支払っている給与や福利厚生の2021年後半のデータが反映されており、調査結果レポートは回答企業に公開しています。

ECA International は、駐在員の管理のための情報交換を簡素化するために1971 年に国際企業のグループによって設立されました。ECA は Employment Conditions Abroad Internationalの略で、ロンドン、ニューヨーク、シドニー、香港にオフィスがあります。毎年、「外国人駐在員の生活費ランキング」や「アジア系外国人（駐在員）にとって住みやすい都市のランキング」なども発表しています。

＜ 香港の新型コロナウイルスの状況 ＞
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、昨日4,547人（入境時・隔離中の発見226人、香港市中感染4,321人）、感染者合計は357,909人（陽性者合計1,366,918人）、死者合計は9,524人、入院者数は1,533人となっています。

ワクチン接種者合計は1回目接種が6,770,348人（93.0％）（シノバック2,987,757人、ビオンテック3,782,591人）、うち2回目接種が6,521,527人（89.6％）（シノバック2,847,885人、ビオンテック3,673,642人）、3回目接種が4,610,691人（67.6％）（シノバック1,646,544人、ビオンテック2,964,147人）、4回目接種が212,699人（シノバック95,371人、ビオンテック117,328人）となっています。