6月30日まで海外からの入境規制の緩和は無し

更新日:2022年05月25日
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入国条件

昨日、キャリーラム行政長官が海外からの入境規制について「自分の任期が満了する6月30日までの期間中、さらなる規制緩和をおこなう可能性は非常に低い。引き続き、入境者にワクチン接種を義務付け、宿泊施設での隔離、PCR検査を実施する」と定例会見で述べました。現在、海外からの入境者は少なくとも7日間の指定ホテル隔離が必須となっています。

さらにキャリーラム行政長官は「香港での毎日の感染者数のうち、かなりの数が香港域外から来ている。新たな変異株の出現もあり香港は規制緩和に慎重になる必要がある」と説明しました。昨日時点で、8人がオミクロン株の変異系統BA.2.12.1に感染したことが分かっています。

また、ワクチン未接種者の施設入場を禁止しているワクチンパスのルールを緩和するかについては「専門家の中で意見が分かれている。人口の90%近くがワクチンを2回接種しており、50%以上が3回の接種を完了しているが、ワクチン接種率はさらに高める余地がある。引き続きワクチンパスを実施する」とキャリーラム行政長官が話しました。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、昨日250人(入境時・隔離中の発見34人、香港市中感染216人)、感染者合計は332,060人(陽性者合計1,210,836人)、死者合計は9,370人、入院者数は484人となっています。

ワクチン接種者合計は1回目接種が6,689,644人(91.9%)(シノバック2,934,022人、ビオンテック3,755,622人)、うち2回目接種が6,301,028人(86.5%)(シノバック2,697,113人、ビオンテック3,603,915人)、3回目接種が3,661,450人(53.7%)(シノバック1,191,515人、ビオンテック2,469,935人)、4回目接種が101,600人(シノバック45,470人、ビオンテック56,130人)となっています。