香港市民8,000人以上から地震の報告
本日は恵州市の地震で香港市民8,000人以上から揺れを感じたとの報告があったこと、キャリーラム行政長官が記者会見で制限を緩和する予定はないと発言したこと、香港生物科技協会が発表した優れた抗原検査キット9ブランド、深圳市がロックダウンしたが香港への食品と日用品の輸送と供給には影響ないことをお伝えします。
■香港市民8,000人以上から地震の報告
本日午前2時29分、広東省中南部の恵州市の沿岸でマグニチュード4.1の地震が発生し、香港天文台に8,000人以上の香港市民から揺れを感じたとの報告がありました。香港天文台は、香港市民から「数秒間小さな揺れが続いた」、「誰かがベッドを揺らしているかのような震動だった」などと報告があったことを伝えています。
■キャリーラムによる記者会見の内容
3月11日(金)、キャリーラム行政長官はコロナ関連の記者会見で「政府は制限を緩和する予定はない。学校の授業停止も4月20日まで続ける」と発言し、3月12日(土)の記者会見では「コロナ第5波はピークを越えたとは言い切れない。自己検査での報告数を含め、状況を注意深く観察し慎重な姿勢を取るのがよい」と話しました。3月13日(日)の記者会見では「コロナ患者および濃厚接触者、約30万人が自宅隔離または隔離施設での隔離となっている」との見積もりを伝えました。
■購入の参考に、優れた抗原検査キット
香港生物科技協会が、24ブランドの抗原検査キット(自己検査キット)調査をおこない、以下の9ブランドが優れた結果であると判断しました。調査は、中国の国家食品薬品監督管理局やアメリカ食品医薬品局の定める基準を満たしているか、ドイツのPaul-Ehrlich-Institutの研究結果も相互参照して分析したうえで、感度、信頼性、正確性、使いやすさを評価しています。
1位:BGI YHLO、GP Getein、Jinwofu、Longsee
2位:Wisdom、WisBiotech、Wondfo、BNIBT、Camtech
■深圳ロックダウン、香港への影響は?
中国の深圳市は新型コロナの感染拡大により、本日から3月20日(日)までロックダウン(都市封鎖)となりました。不要不急の外出禁止、市外への移動禁止、公共交通機関の運行停止、必要不可欠ではないビジネスの休業および在宅勤務、全市民検査などが実施されます。中国本土では1日の新規感染者数が過去最多の約3,400人(うち深圳は66人)となっておりロックダウンが決定したようです。深圳市は、香港への食品・日用品の輸送・供給には影響がないとしています。
< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、金曜29,381人(入境時・隔離中の発見4人、香港市中感染29,377人)、土曜27,647人(入境時・隔離中の発見1人、香港市中感染27,646人)、日曜32,430人(入境時・隔離中の発見3人、香港市中感染32,427人)、感染者合計は259,426人(陽性者合計623,635人)、死者合計は3,993人、入院者数は10,601人となっています。香港の死者合計3,993人は武漢の3,780人を上回りました。
ワクチン接種者合計は1回目接種が6,410,377人(91.0%)(シノバック2,754,031人、ビオンテック3,656,346人)、うち2回目接種が5,411,002人(80.1%)(シノバック2,128,770人、ビオンテック3,282,232人)、3回目接種が2,262,704人(シノバック788,972人、ビオンテック1,473,732人)となっています。