美術館「M+(エムプラス)」が11月12日にグランドオープン

更新日:2021年11月09日
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エムプラス美術館

西九文化区のウォーターフロントに建設された新しい美術館「M+(エムプラス)」が11月12日(金)にグランドオープンし、1年間は無料で入場することができます。M+(エムプラス)はアジア初のビジュアルカルチャー美術館となり、20世紀及び21世紀のビジュアルアート、デザイン、建築などを主に収蔵・展示しています。総面積は65,000平米、展示エリアは17,000平米にもなり、33か所の展示施設(ギャラリー)の他、3か所の映画館、マルチメディアセンター、レストラン、カフェやオフィス、そしてビクトリアハーバーを一望できる屋上ガーデンなど様々な施設が併設されています。

M+(エムプラス)は、北京国家体育場(通称「鳥の巣」)やプラダの東京の旗艦店などの有名な建築物を手がけてきた、スイスの有名建築設計事務所「ヘルツォーク&ド・ムーロン」が、TFPファレルズとアラップと共同で設計してことでも注目されています。

グランドオープンを記念して、1960年代から現代までの香港の文化的変化を捉えた「The Hong Kong: Here and Beyond」展など6つの展覧会が開催され、各ギャラリーでは、建築、デザイン、戦後のアート、コンセプチュアルアートなどの展示がおこなわれます。

また、「M+藏品(M+コレクション)」シリーズでは、60か国から1,700人に及ぶ創作者の作品48,000点が集められており、絵画、オブジェ、建築模型、インテリアデザインなどジャンルは幅広く、日本からはウォークマン、いすなどの家具、1964年東京オリンピックやその他のポスター、書道家の作品などが展示されます。

その他、館内のレストラン「ADD+」では、ジグザグのガラスの壁が映し出すビクトリアハーバーのマルチアングル・ビューを楽しむことができ食事中もビジュアルアートを味わうことができます。

M+(エムプラス)に入るには事前予約が必要となります。6歳以下のお子様は予約が必要なく、同伴者と一緒に入場可能です。

また、中環(セントラル)からM+(エムプラス)に向かう人のために、水上タクシーが日曜と祝日限定で「中環→西九龍→尖東→中環」というルートで11月14日(日)から運航します。中環からの出発は9號碼頭(Pier 9)で午後1時30分と午後2時40分の1日2便となります。運賃は中環→西九龍が20香港ドル、ルートを一周すると68香港ドルとなります。3歳から11歳の子供および65歳以上は半額となります。今週金曜日はM+(エムプラス)のオープン日なので特別運航が予定されています。

M+(エムプラス)
グランドオープン:11月12日(金)
時間:午前10時から午後6時まで(火曜~日曜)
 ※ただし金曜は夜10時まで
場所:38 Museum Dr., West Kowloon Cultural District
ウェブサイト:https://www.mplus.org.hk/en/

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は、昨日0人、感染者合計は12,369人、死者合計は213人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が4,649,555人(対象者約680万人中68.4%)(シノバック1,692,462人、ビオンテック2,957,093人)、うち2回目接種が4,455,786人(シノバック1,635,703人、ビオンテック2,820,083人)となっています。キャリーラム行政長官は会見で「中国本土との往来再開に向けLeaveHomeSafeアプリのさらなる強制を検討している」と述べました。