2021年末に顔認証e-道が導入予定

更新日:2021年05月27日
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コロナ制限

本日は、香港IDカード保有者を対象として顔認証で香港入境ができる「e-道(e-Channel)」が早ければ2021年末に導入予定であること、現在施行中の新型コロナウイルス対策の制限令が6月9日(水)まで延長となったことの2つの話題をお伝えします。

■2021年末に顔認証e-道が導入予定
香港イミグレーションは香港IDカード保有者を対象として顔認証で香港入境ができる「e-道(e-Channel)」を早ければ2021年末に導入予定であることを発表しました。現在は香港IDカードと指紋認証での入境が基本ですが、指紋認証が顔認証となることで利便性と衛生面が向上すると期待されています。顔認証に抵抗がある場合は、指紋認証または通常カウンターでの入境手続きもおこなえるとのことです。

■新型コロナ対策制限が6月9日まで延長
香港政府は現在施行中の新型コロナウイルス対策の制限令を6月9日(水)まで延長することを発表しました。飲食店、バーなどは引き続きワクチンバブルのルールに基づいた運営が必要となります。ワクチン接種の有無で制限が異なる点にもご注目ください。

食物及衛生局は制限延長の理由を「新規感染者数は少ない状態となっているが、過去の経験からソーシャル・ディスタンシングの緩和は感染リバウンドに繋がる。現在のワクチン接種率をみると集団免疫の獲得には程遠い水準である」と説明しました。

< 制限が継続される項目>
【レストラン】
(A)ワクチンバブルが推進する対策をしていないレストラン
午後6時まで、1テーブル2人まで、収容人数50%まで、宴会は20人まで
(B)スタッフ全員が14日毎にコロナ検査、アプリもしくは手書きでの入店記録
午後10時まで、1テーブル4人まで、収容人数50%まで、宴会は20人まで
(C)スタッフ全員がワクチンを1回接種
深夜0時まで、1テーブル6人まで、収容人数50%まで、宴会は20人まで
(D)スタッフ全員がワクチンを2回接種し14日経過、顧客がワクチンを1回接種
深夜2時まで、1テーブル8人まで、収容人数75%まで、宴会は100人まで

【バー、パブ、ナイトクラブ】
・スタッフ全員と顧客の両方がワクチンを1回接種
深夜2時まで、1テーブル2人まで、収容人数50%まで
【カラオケ、パーティールーム】
・スタッフ全員と顧客の両方がワクチンを1回接種
深夜2時まで、1ルーム4人まで、収容人数50%まで
【浴場(サウナ)】
・スタッフ全員と顧客の両方がワクチンを1回接種
深夜2時まで
【雀荘】
・スタッフ全員がワクチンを1回接種
午前0時まで、1テーブル4人まで、収容人数50%まで
【その他】
・公共場所での集まりは4人まで
・公共場所(屋内、屋外)でのマスク着用
・飲食中以外はマスク着用
・飲食店内のテーブル間は1.5メートル以上離す、または仕切りを設置
・飲食店内でライブ演奏とダンス禁止
・ホテル、ゲストハウス、クラブハウスの会議室と宴会場でのライブ演奏とダンス禁止
・飲食店および指定の施設で追跡アプリ「安心出行」のQRコードを店舗入口または目立つ位置に設置し、利用客はスキャン ・ホテル、ゲストハウスで、1室内に4人まで、スイートでは8人まで

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は昨日1人(域内感染者0人)、感染者合計は11,837人、退院者合計は11,561人、死者合計は210人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が約1,289,800人(人口の約17.2%)(シノバック553,800人、ビオンテック736,000人)、うち2回目接種が約934,300人(シノバック409,300人、ビオンテック525,000人)となっています。香港政府は5月23日の時点で、副反応の報告件数は3,107件、うちワクチン接種後14日以内の死亡は21件で、うち8件はワクチン接種と死亡に直接的な因果関係はないと発表しています。