ワクチン接種、抽選で1.5億円の不動産が当たる

更新日:2021年05月31日
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ワクチンアプリ

本日は、新型コロナワクチンの2回接種者を対象として約1億5000万円の不動産が抽選でもらえるラッキードローの実施が発表されたこと、安心出行アプリにワクチン接種記録機能が追加される予定があること、金融機関の上級幹部がワクチン接種で海外出張時の隔離が免除になることの3つの話題をお伝えします。

■ワクチン接種、抽選で1.5億円の不動産が当たる
新型コロナワクチンの2回接種者を対象として、観塘(クントン)にある約1億5000万円の1ベッドルーム不動産(1080万香港ドル、41.7平米)が抽選でもらえるラッキードローの実施が発表されました。香港メディアRTHKなどでは「ワクチン予約者数が急激に増えたと」と報道しています。

詳細は後日発表とされていますが、不動産ラッキードローはデベロッパーの「信和集団」と「華人置業集団」が実施しており、申請資格者は18歳以上永久居民となるようです。約1億5000万円の不動産物件の他にも、抽選で20名に10万香港ドル分のプリペイドカードを配布する予定もあるようです。

不動産以外でも香港の空港管理局では、ワクチン接種者を対象に航空券50,000枚が当たるラッキードローの実施を発表しました。空港管理局は記者会見で「詳細は航空会社と議論しており後日発表する」と話しました。

■安心出行アプリにワクチン接種記録機能が追加
レストラン入店時などで使われている「安心出行(LeaveHomeSafe)」アプリにワクチン接種記録機能が追加される予定があると、創新及科技局局長の薛永恒が発表しました。

薛永恒は「バーやカラオケへの入店時の手間が省け、ワクチン接種の電子証明書のダウンロードや紙の接種証明書が不要になる。航空券やクレジットカード情報をiOSモバイルウォレットに登録できるのと同じぐらい便利だ」とも話しています。

■金融機関の上級幹部、ワクチン接種で隔離免除に
香港の證券及期貨事務監察委員会(證監会/SFC)から「資産管理、投資銀行、証券ブローカーなど」のライセンスを与えられた金融機関の上級幹部に対して、ワクチンを2回接種すれば、21日間隔離の免除申請ができるようになるとロイターが報じています。

ただし、海外の関連会社に会社管理を目的として行き来する場合に限るとのこと。出張5日以上前にSFCに対して、ワクチンの2回接種記録や出張詳細を提出して、審査を受ける必要があるようです。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は金曜0人、土曜1人(域内感染者0人)、日曜0人、感染者合計は11,838人、死者合計は210人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が約1,359,400人(人口の約18.1%)(シノバック585,000人、ビオンテック774,400人)、うち2回目接種が約1,004,600人(シノバック429,800人、ビオンテック574,800人)となっています。