シンガポールとのトラベルバブルが延期

更新日:2021年05月18日
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トラベルバブル延期

本日は4つの話題、シンガポールとのトラベルバブルが延期となったこと、香港ディズニーが過去最大の赤字となったこと、ローマ教皇が香港の新たな司教を任命したこと、長州島の饅頭祭りが小規模祭りに変更となったことをお伝えします。

■シンガポールとのトラベルバブルが延期
5月25日(火)から開始される予定であったシンガポールとのトラベルバブルが延期となりました。香港政府は延期の理由を、シンガポールで変異株の感染者が拡大しているためとし、シンガポールを低リスク国から高リスク国へと変更したことを伝えました。今後のシンガポールとのトラベルバブル計画は6月13日以降に発表するとしており、すでにシンガポールへの渡航予約をした方は、航空会社に連絡して調整するよう促しています。

また、香港政府は「日本、マレーシア、イタリア、オランダ、アルゼンチン、ケニア」を高リスク国に指定しました。香港居住者以外の入境は禁止、香港居住者の入境についてはワクチン未接種者21日隔離、ワクチン接種者14日隔離となります。

■香港ディズニーが過去最大の赤字を計上
香港ディズニーランドが2020年9月期(2019年10月~2020年9月)の決算を発表し、2005年のオープン以来、最大の赤字となったことを伝えました。純損失は前年度比25倍の26億6000万香港ドル(約372億円)、売上高は76%減の14億香港ドル(約196億円)、来場者は73%減の170万人となったようです。

香港ディズニーランドのマイケル・モリアーティ行政総裁は会見で「新型コロナの影響で、約7ヶ月間休園していたことに加え、中国本土と海外からの旅行者が獲得できなかった」と状況の厳しさを説明しながらも、「チケットの値上げやスタッフ解雇の予定はない」と話しました。

■ローマ教皇が香港の新たな司教を任命
5月17日(月)、ローマ教皇フランシスコが香港の新たな司教としてイエズス会の周守仁を任命したことが話題となっています。前司教の楊鳴章が2019年1月に死去してから、代理責任者を務めていた湯漢枢機卿の後を継ぐ形となります。

周守仁は、2019年のデモ活動をみた際に「香港の若者が政府に意見しているのを見て心が打たれた」とSNSで伝え、香港独立に関するインタビューで「香港独立は違法だが、なぜ香港独立を求める人々が実際にいるのかを理解することが重要だ」とコメントしたことで知られています。

■長州島の饅頭祭り、小規模祭りに変更
5月16日(日)から20日(火)まで予定されていた毎年恒例の伝統的なお祭り「長州島饅頭祭り」のメイン行事が中止となりました。代わりに小規模な3つの饅頭タワーが設置(通常高さ15.5メートルを4.6メートルとする)され、5月20日には饅頭の配布が予定されています。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は木曜3人(域内感染者1人)、金曜1人(域内感染者1人)、土曜3人(域内感染者1人)、日曜4人(域内感染者1人)、月曜1人(域内感染者0人)、感染者合計は11,826人、退院者合計は11,531人、死者合計は210人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が約1,180,400人(人口の約15.7%)(シノバック509,900人、ビオンテック670,600人)、うち2回目接種が約803,800人(シノバック372,500人、ビオンテック431,300人)となっています。