新型コロナ無料検査センターに予約殺到

更新日:2021年02月16日
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追跡アプリ

本日は3つのニュース、「新型コロナウイルスの無料検査センターに予約が殺到していること」、「追跡アプリが70万ダウンロード数を突破したこと」、「財政司司長が香港政府の赤字を3,000億香港ドルと予想していること」をお伝えします。新型コロナウイルスの1日の新規感染者数が一桁になったことも合わせてお伝えします。

■新型コロナ無料検査センターに予約殺到
2月18日(木)から飲食店などの多くの施設が再開可能となり、再開条件に「全従業員の新型コロナウイルス検査」と発表されたため、香港内の新型コロナ無料検査センターに予約が殺到しています。予約をしても45分待たされた、100人以上の列に並んだ、列に並んだが順番が来なかったなどの報告もあります。飲食業協会の香港餐飲聯業協會は、一日に2~3万人の従業員が検査に訪れると推測しています。また、現時点では有料検査であれば長い列に並ぶことなく検査が受けられるようです。

■追跡アプリが70万ダウンロード数を突破
2月18日(木)から飲食店などの多くの施設が再開となり、香港政府から利用者に向けて「追跡アプリあるいは個人情報登録」が求められたことから、追跡アプリ「安心出行(LeaveHomeSafe)」のダウンロード数が70万件へと急激に伸びました。追跡アプリに事前登録しておくと、店舗や施設に設置されたQRコードをスキャンするだけで、即時に入店が記録されます。また、今後はブルートゥースで自動的に出入店の時間を記録できる機能を追加する予定だと発表されています。

追跡アプリによる情報漏洩を心配する声も上がっていますが、政務司司長の張建宗は「心配無用。プライバシーに関する法律は100%守っている」とラジオ番組で話しました。

■香港政府の赤字、3,000億香港ドルと予想
2月24日(水)、香港政府は財政予算案を発表する予定となっており、財政司司長の陳茂波は現時点で「政府の赤字が記録的な3,000億香港ドルに達する。(新型コロナウイルスについて)市民の負担を軽減する施策に関しては、財源が限られており優先順位をつける必要がある」と話しています。

< 香港の新型コロナウイルスの感染状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は木曜21人、金曜24人、土曜12人、日曜12人、月曜9人、感染者合計は10,789人、退院者合計は10,207人、死者合計は193人となっています。一日の新規感染者数が一桁になるのは昨年11月ぶり。一方、衛生署署長の陳漢儀は「連休中に私立クリニックは休業していたし、香港人はあまり旧正月連休中に病院には行かない」と話し、引き続き気を緩めないよう呼び掛けています。