全ての学校、対面授業をクリスマスまで停止

更新日:2020年11月30日
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罰金

新型コロナウイルス感染者の増加により、香港の教育局は全ての学校の対面授業をクリスマスまで停止すると発表しました。その他の新型コロナ関連ニュースとして、有名レストラン3か所を訪れた利用客が強制検査の対象となったこと、香港内で制限違反者の取締りが強化されていることが大きく報じられています。

■全ての学校の対面授業をクリスマスまで停止
香港政府の教育局は、新型コロナウイルスの感染増加を受け、全ての幼稚園、小学校、中学・高校(特殊学校を含む)での対面授業を12月2日(水)からクリスマス連休まで停止すると発表しました。クリスマス連休は通常は12月27日(日)までとなります。

なお、香港では子供を中心に上気道感染症(かぜ症候群)が大流行しており、すでに幼稚園及び小学1~3年生の対面授業は停止されています。

■3か所のレストラン訪問者は強制検査の対象
中環のイタリアンレストラン「8 1/2 Otto E Mezzo Bombana」、湾仔の広東料理店「星月居(Stellar House)」、上環の客家料理店「泉章居(Chuen Cheung Kui)」の3か所で新型コロナウイルスの集団感染(少なくとも10人以上)が発生しました。

11月15日(日)から11月29日(日)に上記のレストランを訪れた方は強制検査の対象となり、12月3日(木)までに検査を受ける必要があります。期限までに検査結果を提出しなければ罰金2,000香港ドルとなり、再度検査命令を受け、従わなかった場合は最大6ヶ月の禁固刑と25,000香港ドルの罰金刑となります。

■政府、違反者の取締りを強化、罰金の増額も
昨日、キャリー・ラム行政長官は「公共場所での集まりを4人までとしている制限」の違反者が増えていることから、罰金2000香港ドルから増額を検討していることを発表しました。

また、人数制限とは別に、香港警察はバーの制限違反の取り締まりを強化しています。多くのバーが集まる銅鑼湾(コーズウェイベイ)では違反が見つかり罰金。香港最大の繁華街である蘭桂坊(ランカイフォン)とソーホーでは違反は見つからなかったとのこと。

< 香港の新型コロナウイルスの感染状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は金曜92人、土曜84人、日曜115人、感染者合計は6,239人、退院者合計は5,340人、死者合計は109人となっています。