新型コロナウイルス流行の第3波の恐れ

更新日:2020年07月08日
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本日は、新型コロナウイルス流行の第3波到来の恐れに関するニュース、マイクロソフトとZoomが香港への情報提供を拒否したニュース、銅鑼湾メトロパークホテルに国安法オフィスが設置されたニュースが話題となっており、それぞれお伝えします。

■新型コロナウイルス流行の第3波の恐れ
香港の衛生署は、新型コロナウイルス流行の第3波到来の恐れがあると警告しています。昨日新たに感染が確認された14人のうち9人には海外渡航歴がなく、うち5人は感染経路が不明。3人は彩虹(チョイフン)のお粥店に関係した市民で、1人は黄大仙(ウォンタイシン)の老人ホーム入居者が感染しました。現時点での感染者合計は1,299人、退院者は1,161人です。

昨日新たに感染が確認された海外渡航歴がない9人には中学生や病院当局のIT職員がおり、中学生が通っている黄大仙の中学校は2週間休校。IT職員が訪れた沙田ニュータウンプラザのスーパーマーケット「一田百貨(YATA)」と、香港ディズニーランドおよびディズニーホテルは1日休業や消毒などの対応をおこなっています。

そして、香港衛生署は以下の新たな制限および計画を発表しました。
・政府系病院(公立病院)は、9日(木)より救急患者以外のお見舞いを停止。
・老人ホームやリハビリセンターの訪問の停止を予定。
・レストランやエンターテインメント施設の営業規制の見直し。
・リスクが高いとされるパキスタンやインドからの帰国を政府が調整。

また、本日より海外からホームヘルパーが香港に入国する場合、指定ホテルでの14日間隔離費用を雇用主が負担する必要があることも発表されました。

■マイクロソフトとZoomも香港への情報提供を拒否
香港内のインターネット利用者の監視強化が求められるなか、Facebook (Instagram、WhatsApp)、Twitter、Google、Telegram に続き「Microsoft(マイクロソフト)」と「Zoom(ズーム)」も香港当局からの利用者データの開示に応じないことを表明しました。

■銅鑼湾メトロパークホテルに国安法オフィス設置
中国政府の国安法に関する臨時オフィスが、銅鑼湾(コーズウェイベイ)ビクトリア公園近くの33階建てホテル「メトロパークホテル」内に設置されました。今朝より正式に運営が開始されたとのことです。