西九龍の施設開発に遅れ、重役5人が辞退

更新日:2019年05月09日
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西九龍文化地区

西九龍文化地区(West Kowloon Cultural District)に開発中の2つの大型新施設「The Box(ザ・ボックス)」劇場と「M+(エムプラス)」ミュージアムの開発が予定より遅れており、開発プロジェクトの5人の重役が契約更新の拒否を表明していることが明らかになりました。

2019年4月にオープン予定であった「The Box」では、広東劇のThe Great Pretenderの試演も予定されていましたが2019年6月完成へと延期になったため、同じく西九龍文化地区で完成したばかりの劇場「戯曲中心」にて5月23日~26日、The Great Pretenderが上演されることになりました。

また、「M+」ミュージアムは美術、建築やデザイン、映画、大衆文化など広範囲な視覚文化を扱う美術館で2017年にオープン予定でしたが、2020年または2021年まで遅れる見込みです。

今回、契約更新の拒否を表明している5人の重役は、最高技術責任者のEmily Chan氏、開発部長のJulian Marland氏、営業部長のChristian Wright氏、技術開発部長のPaul Hennig氏、パフォーマンス・アート最高責任者のLouis Yu Kwok-lit氏という錚々たる顔ぶれとなっています。

香港メディアSCMPはプロジェクト関係者への取材をおこない「長引けば長引くほど、多くのメンバーが苛立ち、辞退してしまうのではないか」という不安の声を伝えました。