世界経済フォーラム「世界競争力レポート2018」を発表

更新日:2018年10月19日
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世界競争力ランキング2018

スイスのシンクタンク世界経済フォーラム(WEF)が世界140カ国を対象に2018年度版「世界競争力レポート」を発表。総合ランキング1位はアメリカ、日本は5位、香港は7位となりました。

世界競争力レポートは12項目(社会制度、インフラ、情報通信技術、マクロ経済の安定性、健康、人材のスキル、製品市場、労働市場、金融システム、市場規模、ビジネスダイナミズム、イノベーション能力)から評価されています。香港はマクロ経済の安定性と健康で1位、情報通信技術や金融システムで2位と高い評価ですが、市場規模とイノベーション能力では26位と低評価となっています。

1ランク下げた香港ですが、香港メディア(on.cc 東網)は、別の調査機関のレポートも引き合いに出し、香港の競争力が著しく低下していることを伝えています。

・不動産の登記の手間や管理方法で世界55位(世界銀行「Doing Business 2018」発表)
・駐在員が住みやすい都市ランクで11位から29位に転落(ECA International調べ)
・仕事・生活に適した国、65ヶ所のうち最低の65位(旅行関連ウェブ調べ)

・世界生活の質調査、231都市のうち71位、都市衛生指数は134位(Mercer調べ)

なお、WEFの総合ランキング10位までの結果は、1位 米国、2位 シンガポール、3位 ドイツ、4位 スイス、5位 日本、6位 オランダ、7位 香港、8位 イギリス、9位 スウェーデン、10位 デンマークとなりました。