賃金上昇率の世界ランキング2018が発表

更新日:2017年11月15日
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賃金上昇率の世界ランキング2018

2018年の実質賃金上昇率(予測)の世界ランキングが人材コンサルティング会社「ECA International」により昨日発表され、調査対象となった72ヶ国・地域の1位から10位までのランキングは以下となりました。

1位 : アルゼンチン(7.2%)
2位 : インド(4.9%)
3位 : ガーナ(4.7%)
4位 : インドネシア(4.5%)
5位 : ベトナム(4.5%)
6位 : タイ(4.0%)
7位 : 中国(3.6%)
8位 : バングラデシュ(3.5%)
9位 : パキスタン(3.5%)
10位 : カンボジア(3.5%)

(※賃上げ率からインフレ率を引いた数値が実質賃金上昇率)

気になる日本は1.7%、香港は1.8%とアジア最下位に位置するも、アメリカは0.9%で49位、イギリスは0.2%で61位となっていることから、世界ランキングでは上位に位置しており、アジア自体が非常に賃金上昇率の高い地域となっています。

調査をおこなったECAのアジア代表者はこの結果をみて、「世界でみるとアジアは賃金上昇率が高い。中国本土の景気も改善傾向にあり、雇用主もポジティブになっているのでしょう。」とコメントを残しました。

なお、ECA Internationalの調査は、72ヶ国・地域に展開する260社の多国籍企業から収集したデータに基づいているとのことです。