まるでカプセルホテルのような住居の家賃が6万円

更新日:2017年04月05日
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香港住居事情

香港の中心地に位置する上環(ションワン)で工事中の、カプセルホテルを思わせる新住居(写真参照)の家賃が、東京のワンルームマンションにも匹敵する、月額3,700~4,700香港ドル(52,000~67,000円)となることがわかりました。香港の住宅価格はニューヨークに次ぐ世界第2位(2016年BBCが発表)ですが、いくらなんでも高すぎるのではないかとネット上で話題になっています。

このカプセルホテル風の新住居はドミトリー式のシェアハウスとなっており、広さ500スクエアフィート(約46平米)の中で最大10名で暮らします。ベッドは2段ベッドであり、ベッド部分の窓のあり・なし、ベランダに近いかどうか家賃が変わるそうです。まだ工事中ですが「夢のある場所」ということで「戦士基地」として入居者募集がおこなわれるようです。詳細情報を箇条書きでまとめましたのでご覧ください。

・一番狭い部屋は約4sqft(0.11坪)
・キッチン、シャワー(2ヶ所)、お手洗い(3ヶ所)を共同で使用
・共有会議室と呼ばれるスペースがあるが、実はベランダ(椅子、机なし)
・洗濯機はないが近くに24時間コインランドリーがある
・鍵は電子キー
・貴重品は自己責任で管理
・ベットマットは大家から提供
・寝室には、電気スイッチとコンセントが1つ配備
・衣服が3着くらい入るミニ物置がある
・ゴミはアパート前のゴミ置き場へ捨てる

・西營盤(Sai Ying Pun)駅へ徒歩5分

この物件は、大家が2016年9月15日に335万香港ドル(約4,800万円)で購入したもので、10ヶ所が全て埋まった場合は約7~8年で購入費用を回収できる計算になります。

快適さとプライベートスペースを犠牲にしても、この金額を家賃として支払うかどうか、個人で意見が分かれるところかもしれません。