職場に不満を抱える6割の香港人

更新日:2015年09月01日
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香港の大手人材会社JobDB.comが香港人労働者2,400人を対象として、現職場の満足度調査をオンラインでおこないました。その結果、62%が現在の職場に不満があると答え、さらに半数の労働者が1年以内に転職を考えていると答えたようです。

職場への不満の上位は、「 1位、給料や待遇(49%)」、「 2位、職場環境や会社の内情(46%)」、「3位、上司や同僚との人間関係(45%)」という結果となり、香港統計局の調べでも実際に香港の大学新卒者の給料が、過去20年間で20%低下しているようでした。

これに対してアメリカの人材会社ManpowerGroupが香港の雇用主に対しておこなった労働者調査では、65%の香港の雇用主が「香港で優秀な人材を見つけることが難しい」と回答をしており世界ワースト3という結果になりました。

香港は、雇用主と求職者とで求める雇用条件がうまく釣り合っていないようです。日系企業の多くも香港人雇用で頭を抱えており、離職率の高さに悩まされているという話もよく耳にします。