上海版オーシャンパークが2017年開園予定

更新日:2015年03月31日
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海洋公園

今秋にディズニーランドが開園することで話題となっている上海ですが、2017年には中国大手企業「海昌控股」により「上海海昌極地海洋公園(上海版オーシャンパーク)」が開園することが分かり、既に正式工事が始まっています。香港のオーシャンパークとは関係がないようです。(香港各紙)

上海版オーシャンパークは、テーマパークとしては世界最大規模となる予定で、12の展示会場、4つの海洋動物ショーエリア、3つの体感型映画館、15の中・大型娯楽施設が計画されています。魚類は数百種類となり、アザラシ、ペンギンなどの極地で暮らす動物の数は、世界で最も多くなる予定です。香港オーシャンパークと連携しつつ、国と共同の海洋動物研究センターとしての役割を目指すようです。

香港メディアでは、「香港オーシャンパークに来ていた中国人旅行客が少なくなるのでは」と心配する声を伝えています。しかし香港オーシャンパーク側は、「中国大陸の人口は非常に多いので顧客減少などは心配していない。双方の団体客や年間パスポート保有者にサービス提供できる他、海洋動物の研究や医療など多方面で連携が取れる」として相乗効果を期待しています。

中国のネット上では「香港に行く必要はない」「上海が、香港の人口過密を助けていることを感謝してほしい」との声がある一方、「上海にまだ娯楽施設を建てるのか」「他の中国の地方都市に発展の機会を」など、上海版オーシャンパーク設立に反対する意見も見られました。

果たして香港と上海の連携はうまくいくでしょうか。