日本のメルカリが香港でのサービスを開始

更新日:2025年05月12日
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メルカリ

日本最大のフリマサービス「メルカリ(Mercari)」が、香港でのサービス提供を開始しました。これにより、香港の消費者はメルカリに会員登録し、Web版を通じて日本国内で出品された商品を購入することができるようになりました。ただし、現時点では香港からの出品には対応していません。

海外から直接メルカリに会員登録できるようになった国や地域としては、2024年8月に対応が始まった台湾が初めてであり、香港はそれに続く2例目となります。これまでは、香港を含む海外のユーザーがメルカリの商品を購入するには、「Buyee」などの購入代行サービスを利用する必要がありました。実際、Buyeeを通じた香港のメルカリ取引はすでに活発で、取引金額および件数ともに世界で4位を記録しています。

今回のサービス開始を記念して、メルカリでは2025年5月14日(水)まで、香港で初めて購入したお客様を対象に、30%オフ(最大3,000円、約160香港ドル)となる割引クーポンを配布するキャンペーンを実施しています。

メルカリはもともと2013年に日本でサービスを開始し、2025年時点で月間利用者数は約2,300万人に達しています。個人情報を開示せずに配送できる「匿名配送」機能を備えており、トラブル時のサポート体制も整っています。

メルカリはプレスリリースで、香港進出の背景について「香港は面積が小さいため、オンライン購入の約25%が越境取引で、日本との取引は中国・米国に次ぐ3位。また、2024年の訪日外国人客数の人口分布に対する割合は国・地域別で香港が1位。加えて、Buyeeなどの代理購入サービスを通じたメルカリの越境取引で香港は取引金額・件数ともに4位となっており、すでに越境取引が活発。香港のお客さまは一回あたりの購入金額が大きく、他の国・地域と比較してカテゴリ別ではほぼ全てのカテゴリで最も平均取引金額が高くなっている。カテゴリとしては、他の国・地域と比べてキャラクターグッズが人気で、取引数の割合が高く、日本ならではの商品のポテンシャルが高い市場。」とメッセージを発信しています。