香港尖沙咀、高級ブランド街として賃料世界一をキープ

更新日:2025年04月30日
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チムサーチョイ

英国を拠点とする不動産サービス会社「Savills(サヴィルズ)」は、世界の高級小売店が並ぶエリアの賃料のレポート「Global Luxury Retail Outlook 2025」(2024年第4四半期データ)を発表し、世界1位は香港の尖沙咀(チムサーチョイ)、2位はニューヨークのマディソン・アベニュー、3位はロンドンのボンド・ストリート、4位はミラノのモンテ・ナポレオーネ通り、5位は東京の銀座、6位はロンドンのスローン・ストリート、7位はパリのモンテーニュ通り、8位はミュンヘンのマキシミリアン通り、9位はフランクフルトのゲーテ通り、10位はシドニーのキャスルリー・ストリートとなりました。

世界1位となった香港の尖沙咀(チムサーチョイ)の賃料は、前年度に比べて若干下がっているものの、1年間1平方メートルにつき17,132ユーロ(約277万円)となり1位の座を維持しました。2位のニューヨークのマディソン・アベニューは15,559ユーロ(約252万円)、3位のロンドンのボンド・ストリートは15,333ユーロ(248万円)、4位のミラノのモンテ・ナポレオーネ通りは15,000ユーロ(約243万円)、5位の東京の銀座は13,406ユーロ(217万円)、6位はロンドンのスローン・ストリートは7,539ユーロ(122万円)。上位5位と6位以降に大きな差が出ています。

Savills(サヴィルズ)の香港小売部門ディレクター、トーマス・ウォーターハウス氏は「香港における富裕層の集中が、特に尖沙咀でのラグジュアリーブランドの進出拡大に再び関心を集め始めている」とコメントしています。

レポートは以下SavillsのホームページからPDFでダウンロードできます。
https://www.savills.com/research_articles/255800/374852-0