香港の個人住宅価格が7ヶ月連続で下落

更新日:2023年12月29日
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映画興行収入

本日は、香港の個人住宅価格は7ヶ月連続で下落し2017年2月以来の最低水準となったこと、香港でのクリスマス期間(12月24日~26日)の映画興行収入が1,960万香港ドルで過去20年間で最低となったことをお伝えします。

■香港の個人住宅価格が7ヶ月連続で下落
11月の香港の個人住宅価格は前月比2%下落して7ヶ月連続の下落、2017年2月以来の最低水準となったことを香港政府の差餉物業估價署(不動産評価署)が発表しました。2023年1月〜11月で5.6%下落しています。

ロイターは「金利上昇環境下での購買心理の弱さが引き続き打撃となっている」と伝えています。アナリストや不動産業者は、住宅ローン金利引き下げとなれば住宅価格は2024年半ばに底を打つ可能性があると予想しています。

香港の不動産大手のミッドランドは、2024年通年で住宅価格は3%〜5%上昇すると予想しており、Hong Kong Property Servicesは2024年通年で住宅価格は5%上昇すると予想しています。証券会社ジェフリーズは今後の6ヶ月は住宅価格が一桁台前半から半ばの下落となると予想し、2024年全体では安定すると予想。一方、投資銀行UBSは2024年に住宅価格はさらに10%下落する可能性があると予想しています。

■映画館のクリスマス興行収入が過去最低
香港でのクリスマス期間(12月24日~26日)の映画興行収入が1,960万香港ドル(昨年3,200万香港ドル)となり、過去20年間で最低となったと香港の映画業界団体「香港影業協会(MPIA)」が発表しました。

今年のクリスマスの映画興行収入1位は「アクアマン/失われた王国(Aquaman and the Lost Kingdom)」で659万香港ドル、2位は「ウォンカとチョコレート工場のはじまり(Wonka )」で347万香港ドル、3位は「ウィッシュ(Wish)」で326万香港ドルとなりました。

香港影業協会のCrucindo Hung会長は「今年は最悪の年だ。コロナ後の初クリスマスということもあり香港人が休暇を香港外で過ごしたことが影響しているだろう。過去の興行収入1位の映画は1日で約400万~500万香港ドルだったが、今年1位のアクアマンは3日間で600万香港ドルだった。」とコメントしています。