東アジア人駐在員の住みやすさランキングが発表
東アジア人駐在員を対象とした住みやすさランキング2022年度版を人材コンサルティング会社「ECA International」が発表しました。1位はシンガポール、2位は東京(日本)、3位はウェリントン(ニュージーランド)となり、香港は新型コロナウイルス対策制限と政治情勢の影響により順位を15位下げて世界92位となりました。
この調査は世界500か所以上を対象に、駐在員の生活条件の質を測定し、駐在員が新しい場所に適応する際に経験する困難のレベルを評価しています。評価要因としては、気候、医療サービスの利用についての可能性、住宅および公益事業、隔離、ソーシャルネットワークとレジャー施設へのアクセス、インフラ、個人の安全、政治的緊張、空気の質が含まれます。
1位シンガポール(昨年1位)
2位東京(昨年3位)
3位ウェリントン(昨年2位)
4位大阪(昨年3位)
4位横浜(昨年8位)
4位アデレード(昨年10位)
4位ブリスベン(昨年10位)
4位オークランド(昨年24位)
9位コペンハーゲン(昨年3位)
9位シドニー(昨年10位)
ECA Internationalのアジア地域ダイレクターであるLee Quane氏は香港が順位を下げた理由について「2022年の継続的な検疫制限、レクリエーション活動へのアクセスの制限、その他の社会的距離の措置、政治環境の変化」を挙げ、2023年は中国本土との往来が完全再開しランキングが回復すると予想しています。ただし、2020年の58位まで回復することは難しいだろうと予測しています。香港の順位は、2017年29位、2018年41位、2019年93位、2020年58位、2021年77位、2022年92位と推移しています。
中国本土の都市も新型コロナウイルスによる制限とロックダウンの影響で全ての都市が順位を下げました。中国トップの上海は順位を11位下げて128位となっています。
ECA Internationalのオフィシャルサイトでは20位までの情報をみることができます。