訪日客の一人当たりの消費額で香港1位

更新日:2023年01月30日
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観光

本日は、訪日外国人の一人当たりの平均消費額で香港が約27万円で1位となったこと、香港のマスク義務などが数週間以内に廃止される可能性があること、香港の2022年の個人住宅価格は15.6%下落となったこと、中国本土と香港間の往来の際のPCR検査は近々廃止されそうであること、中国を訪れる日本人へのビザの発給が再開したことをお伝えします。

■訪日客の一人当たりの消費額で香港1位
日本政府観光庁は訪日外客統計を1月18日に発表しました。2022年の年間訪日外客数は計3,831,900人で1位は韓国で1,012,700人、2位は台湾で331,100人、3位は米国で323,500人、4位はベトナムで284,100人、5位は香港で269,300人となり、中国本土からは189,000人でした。

2022年10月〜12月の外国人観光客の消費額は総額5952億円となっており。1位は韓国で約1075億円、2位は香港で745億円となり、一人当たりの平均消費額では香港が約27万円で1位となっています。

上記データは以下の観光庁のサイトから確認することができます。

■香港のマスク義務など数週間以内に廃止か
新型コロナウイルス対策に関する政府アドバイザーの孔繁毅はRTHKのテレビ番組で「基本的に我々は現在のCovidをインフルエンザやその他の感染症と同様に上気道感染症の1つとして扱っており、パンデミックから風土病の段階に移行している。おそらく数週間以内にマスク着用義務や学校での毎日の検査義務は廃止され、通常の状態に戻ろうとしている」とコメントしました。

政府アドバイザーの劉澤星もラジオ番組で「学校での毎日の抗原検査義務は1~2週間後に廃止してよい。マスク着用義務は暖かくなる3~4月には廃止してよい」と話しています。

■香港の個人住宅価格が15.6%下落
香港政府の差餉物業估價署(不動産評価署)は2022年の個人住宅価格が15.6%下落したことを発表しました。また、ロイターは「香港の2023年の住宅価格は、予想通り金利上昇がピークアウトすれば下半期に安定するものの、引き続き軟調である」という不動産コンサルタントらの予想を伝えています。

■中国本土と香港間のPCR検査近々廃止か
政府アドバイザーの劉澤星はラジオ番組で「中国本土のコロナピークは過ぎた。中国本土と香港間の往来の際のPCR検査は1~2週間後に廃止してよい」と話しました。

全国人民代表大会常務委員会のメンバーで香港政府立法会の元メンバーである譚耀宗も「本土と香港間との往来でのPCR検査義務はまもなく廃止されるだろう。数日後に発表があるかもしれない」と話しています。

■中国大使館が日本人へのビザ発給を再開
東京にある中国大使館は、中国を訪れる日本人へのビザの発給を1月29日(日)から再開しました。中国大使館は1月10日「中国を訪れる日本人への一般的なビザの発給を一時的に停止した」と発表していました。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、金曜2,335人、土曜3,480人、日曜3,283人、感染者累計は532,285人、死者累計は13,333人、現在の入院者数は2,019人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が6,912,468人(94.6%)、うち2回目接種が6,793,062人(93.1%)、3回目接種が5,829,856人(83.7%)、4回目接種が1,031,425人、5回目接種が50,697人となっています。