幸福度で香港最下位、特に若い世代が深刻
香港を拠点とするAI市場調査会社Voteeが2021年10月から2022年12月にかけてアジア太平洋7か国・地域(香港、シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシア、台湾、フィリピン)を対象として、幸福度を測るアンケート調査(合計17,975サンプルを収集)をおこない、香港の幸福度指数を7か国・地域で最下位と発表しました。
香港の幸福度指数は10点満点中5.6点で最下位。幸福度指数の1位はタイ(平均7.62点)、2位フィリピン(7.59点)、3位インドネシア(7.43点)、4位マレーシア(7.24点)、5位シンガポール(6.28点)、6位台湾(6.17点)、7位香港(5.6点)となっています。
アジア太平洋7か国・地域全体での幸福度指数は低下傾向にあり、2021年10月の平均7.47点から2022年12月には6.6点に低下しています。香港は2021年11月から2022年4月の間、5.3~5.4点前後と停滞していましたが、2022年5月に香港政府による新型コロナウイルス対策制限の一部が緩和されてから上昇が始まり、2022年11月には6.12点まで上昇しました。
7か国・地域全体の幸福度指数を年齢別にみたところ、現時点での幸福度1位は70年代以前生まれ、2位は80年代生まれ、3位は90年代生まれ、4位は2000年代以降生まれとなり、年齢が若いほど幸福度は低いという結果になっています。
調査を実施したAI市場調査会社Voteeは、アプリで人々の意見を収集するサービスを提供している会社となります。
< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、昨日9,739人、感染者累計は525,786人、死者累計は12,481人、現在の入院者数は4,692人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が6,910,882人(94.6%)、うち2回目接種が6,790,259人(93.1%)、3回目接種が5,815,753人(83.5%)、4回目接種が939,014人、5回目接種が38,066人となっています。