一部の小学校が3年ぶりに全日授業を再開
本日は、香港の一部のローカル小学校が3年ぶりの全日対面授業を再開したこと、世界一生活コストが高い都市ランキングで香港は4位で東京は37位となったこと、香港の10月の小売売上高は3.9%増加で2ヶ月連続の増加となったことをお伝えします。
■一部の小学校が3年ぶりに全日授業を再開
香港の一部のローカル小学校が3年ぶりの全日対面授業を再開しています。現時点で67の学校が教育局に対して全日対面授業再開を申請していることから、今後は沢山の学校が全日授業を開始します。学校の中には、保護者と相談をして来年9月まで半日授業を続けるという方針を示す学校もあります。香港の小学校では生徒の70%以上がワクチンを2回接種していれば全日対面授業再開を申請することができます。
■世界の生活コスト、香港4位、東京37位
英経済紙エコノミストの調査部門EIUが「世界生活費調査2022(Worldwide Cost of Living 2022)」の結果を発表し、世界一生活コストが高い都市の1位はシンガポールとニューヨーク(同点)、3位がテルアビブ、4位が香港とロサンゼルス(同点)となりました。日本の東京は37位、大阪は43位となりました。
この調査は2022年8月16日から9月16日に世界172都市を対象に200以上の商品・サービスの価格からランキングを決めています。レポートによると世界大都市での生活コストは平均8.1%上昇しており、ウクライナでの戦争、新型コロナウイルスによる制限、金利上昇、為替の変化などの影響を受けているようです。アジアの都市だけに絞ると生活コストは平均4.5%の上昇。商品別で最も価格が上昇しているガソリンは前年比22%上昇、公共料金と食料品の価格の上昇も目立っています。全体レポートは以下EIUのサイトに訪問しメールアドレスを登録することでダウンロードできます。
■香港の10月の小売売上高は3.9%増加
香港政府の統計局は10月の小売売上高を発表し、前年同月比3.9%増となる319億香港ドル、2ヶ月連続の増加となったことを発表しました。小売売上高の中のオンライン販売は34.7%増となる34億ドルで全体の10.7%を占めています。2022年1~10月の小売売上高の合計は、前年同期比0.7%の減少となりましたがオンライン販売は23.8%増加しています。
香港政府の報道官は「電子消費券のさらなる配布が小売売上に貢献した。ジュエリー、時計、高価なギフトを販売する店舗では2桁(13.6%)の増加がみられた」とコメントしました。
< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、昨日10,137人、感染者累計は460,548人、死者累計は10,762人、現在の入院者数は2,776人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が6,900,573人(94.5%)、うち2回目接種が6,768,619人(92.8%)、3回目接種が5,733,143人(82.4%)、4回目接種が591,284人となっています。