4月21日からのコロナ制限緩和の詳細内容

更新日:2022年04月19日
LINEで送る
Pocket

店内飲食

4月21日(木)から香港政府による新型コロナ対策の制限令の一部が緩和されますので詳細をお伝えします。また、ポール・チャン財政長官が香港経済は4~6月に改善すると述べたこともお伝えします。

■4月21日からの制限緩和の内容
4月21日(木)から香港政府による新型コロナ対策の制限令の一部が緩和されます。レストランでの店内飲食が夜10時まで許可され、フィットネスセンターやエステなど多くの施設が再開。バーやカラオケは引き続き営業停止、詳細は以下となります。

・レストランで店内飲食を夜10時まで許可、1テーブル4人まで許可、宴会20人まで許可。全スタッフが3日毎に抗原検査を受けることが条件。ただしレストラン内でのライブパフォーマンス、ダンス、カラオケ、麻雀、天九は禁止。

・営業再開が許可される施設は「スポーツ施設(屋内および屋外)、フィットネスセンター、エステ、マッサージ、公共娯楽場所(シネマなど)、アミューズメント施設、アミューズメントゲームセンター、イベント施設、宗教施設」(収容人数50%、1グループ4人まで)

・営業停止が続く施設は「バーとパブ、浴場、パーティールーム、クラブとナイトクラブ、カラオケ、麻雀と天九の施設、クルーズ船」(スイミングプールは、香港代表チームや特定の大会チームにのみ開放)

・ローカル観光ツアーを再開。スタッフがワクチン3回接種しツアー当日の開始前に抗原検査を受け、ツアー参加者全員がワクチンパスのルールに従うことが条件。基本的に最大30人とするが、ツアー参加者全員がツアー当日の開始前に抗原検査を受けた場合は100人まで参加可能。

・映画館では基本的に館内飲食禁止だが、運営スタッフ全員がワクチン3回接種し、入場者全員がワクチン3回接種していれば館内飲食を許可(12歳以下および過去3ヶ月以内の回復者は2回接種で可)。

・プライベート場所(私有地)での2家族を超える集まりを許可。

・公共場所での集まりを4人まで許可するという提案を行政会議に提出。

再開許可となるレストランや施設では、ワクチンパスのルールに基づき、ワクチン未接種者は立ち入り禁止となり、引き続きLeaveHomeSafe使用も必須です。ワクチンパスのルール詳細は以下当社記事でご案内していますのでご参考ください。
https://hongkong-bs.com/topics/20220222/

なお、香港美容業総会の会長は「エステは今後2週間予約でいっぱいとなりそうだ」とコメントしています。

■香港経済は4~6月に回復する
香港政府の陳茂波(ポール・チャン)財政長官はブログにて「感染者数の低下傾向が続き、香港がゼロコロナ戦略を守れば、ビジネス環境は第2四半期(4~6月)に改善し、経済の回復につながる。次の波に備えて効果的な感染防止メカニズムを設けることも重要だ」と述べました。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、金曜946人(入境時・隔離中の発見11人、香港市中感染935人)、土曜794人(入境時・隔離中の発見12人、香港市中感染782人)、日曜747人(入境時・隔離中の発見11人、香港市中感染736人)、月曜613人(入境時・隔離中の発見13人、香港市中感染600人)、感染者合計は309,841人(陽性者合計1,198,438人)、死者合計は9,159人、入院者数は8,315人となっています。

ワクチン接種者合計は1回目接種が6,584,713人(92.7%)(シノバック2,860,889人、ビオンテック3,723,824人)、うち2回目接種が6,018,789人(86.6%)(シノバック2,552,821人、ビオンテック3,465,968人)、3回目接種が3,072,939人(シノバック1,001,535人、ビオンテック2,071,404人)となっています。

香港中文大学の許樹昌(デビッド・ホイ)教授は、香港の約400万人が新型コロナに対する抗体を持っていると推定しており、制限の緩和にはあまりリスクがないと話しています。