8,000香港ドルの給与補助の対象が拡大
本日は、雇用支援計画で8,000香港ドルの給与補助の対象が拡大し月給30,000香港ドルを超える従業員も対象となること、4月19日から段階的に学校の対面授業が再開すること、香港域外の滞在者でもビザ更新が可能になったこと、電子消費券のオクトパスでの受取りについてをお伝えします。
■8,000香港ドルの給与補助の対象が拡大
キャリー・ラム行政長官は、香港政府による雇用支援計画の変更を発表しました。以前は月給30,000香港ドル以下の従業員がいる雇用主に対して、1人あたり最大8,000香港ドルを毎月3ヶ月間補助すると発表していましたが、月給30,000香港ドルを超える従業員も対象となりました。
その他にも、2021年の第4四半期時点の従業員数でカウントすること、従業員数は最大1,000人までとすること、MPFに加入している場合は自営業と65歳以上も対象となること、月給3,000~8,000香港ドルのパートタイムおよびフリーランサーは半額(4,000香港ドル)の対象となることを話しました。
■4月19日から段階的に対面授業が再開
香港の幼稚園、小学校、中学・高校は4月19日(火)より段階的に対面授業を再開します。まずは小学校高学年での半日授業が始まり、5月17日(火)までには対象となる学校で半日授業が再開するという方針です。教育局局長の楊潤雄(ケビン・ヨン)は「幼稚園と小学校の全日対面授業はしばらく始められそうにない」と話しました。
■香港域外の滞在者でもビザ更新が可能に
香港イミグレーションは、本日4月8日(金)から2022年12月31日(仮)まで、香港域外の滞在者もオンラインで、ビザ延長(更新)を申請できるようになったと発表しました。新型コロナ状況を考慮した措置になります。
日本人の多く取得している「就労ビザ、投資ビザ、扶養家族ビザ、学生ビザ、投資移民ビザ」はビザ有効期限の4週間前からオンラインで申請者またはスポンサーや代理人を通じてビザ更新の申請をおこなうことができます。ビザ更新が承認されると香港イミグレーションが用意している「eビザ」をダウンロードし手続きをおこなえば、香港域外からでもビザの有効化が可能です。
香港ビザ更新は当社でもサポートしておりますのでお気軽にお問い合わせください。
■オクトパスでの電子消費券の受取りについて
昨日、電子消費券10,000香港ドル分のうち、5,000香港ドル分の配布が始まりました。
オクトパスユーザーは、最初に4,000香港ドルを受け取り、使い切った後に1,000香港ドルを追加で受け取れると案内されていますが、オクトパスカードのチャージ上限額は3,000香港ドルであるため、混乱するとの声が多く寄せられているようです。
オクトパスのオフィシャルページの電子消費券の受け取りに関するページを読むと「オクトパスカードを使用して消費してください。電子消費券の全額を使い切るまで、消費券を段階的に受け取ることができます。」と書かれています。
< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、昨日2,644人(入境時・隔離中の発見12人、香港市中感染2,632人)、感染者合計は307,793人(陽性者合計1,183,235人)、死者合計は8,557人、入院者数は9,769人となっています。
ワクチン接種者合計は1回目接種が6,541,953人(92.3%)(シノバック2,832,235人、ビオンテック3,709,718人)、うち2回目接種が5,910,005人(85.6%)(シノバック2,481,378人、ビオンテック3,428,627人)、3回目接種が2,915,488人(シノバック962,445人、ビオンテック1,953,043人)となっています。
抗原検査キット20個を含むコロナ対策パックが全家庭に配布されていますが、まだ受け取れていない方は、香港内の90か所の配布ポイントで受取りができます。マンションによっては管理人がまとめて受け取って住民に配布している場所もあるようです。政府は、4月8日(金)から10日(日)までの3日間、毎日自主的に抗原検査を実施するよう香港市民に協力を呼び掛けています。