香港は大晦日、2月3日(木)まで旧正月休み
明日から2月3日(木)まで香港は旧正月休み、本日は大晦日で午後休とする会社が多くあります。旧正月の掃除やゴミ捨ては幸運を捨てると言われているので、今日中に終わらせましょう。また、大晦日は長生きを願い家族全員で遅くまで食事をするという風習がありますが、新型コロナウイルスへの警戒から集まりを制限する家庭が増えそうです。
その他にも香港の大晦日には、餃子を食べる(昔のお金の形に似ている)。湯圓(団子スイーツ)を食べる(圓=家族仲良く)。年糕(お餅)を食べる(進歩、出世、長生きする)。ニラを食べる(切っても生えてくる縁起のよさ)。長年菜(からし菜)を切らずに食べる(長生きの象徴)。米櫃や水桶を空にしない(一年間の食べ物不足を回避)。油をこぼさない(幸運が逃げるのを回避)。などがありますのでご参考ください。
本日も新型コロナウイルスに関連するニュースがほとんどです。その中でも「オミクロン株でホームヘルパー不足長引く」、「香港居住者、珠海から隔離免除で香港入境可」、「アート・バーゼル香港が5月末に延期予定」という注目ニュースをピックアップしましたのでお伝えします。
■オミクロン株でホームヘルパー不足長引く
労工及福利局の羅致光は「フィリピンでオミクロン株の感染者数が急増しているため、香港での外国人ホームヘルパー不足が長引く可能性がある」と話しました。香港はヘルパー受入れのために隔離施設の拡大などをおこなっていますが、今月初めに香港に到着したフィリピン人ヘルパー175人のうち79人が新型コロナウイルス陽性となったこともあり、現在フィリピンからの5つの直行便が停止となっています。クリスマスと正月を家族で過ごすためフィリピンに一時帰国して香港に戻れなくなったヘルパーも多くいるようです。
2020年1月末の時点で香港には約40万人の外国人ヘルパーがいましたが、2021年9月には35万3千人、2021年末には34万人まで減少しています。
■香港居住者、珠海から隔離免除で香港入境可
本日から、香港居住者が珠海から港珠澳大橋で香港に入境する際は隔離が免除となっています。これは「Return2hk(回港易)」および「Come2hk(来港易)」という制度の一部で、本来は広東省やマカオから隔離免除で香港入境できることを目的とした制度ですが、まずは珠海からの再開となりました。
■アート・バーゼル香港が5月末に延期予定
香港で毎年開催されているアジア最大級のアートフェア「アート・バーゼル香港」が、新型コロナウイルスの影響で3月から5月開催へと変更されました。現時点では5月25日から5月29日までの開催が検討されていますが、6月13日からスイスのバーゼルにてアート・バーゼルが開催されるため、どちらにも参加するギャラリーにとって、物流が難しいとの課題があるようです。
< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は、金曜115人(入境時・隔離中の発見4人、香港市中感染111人)、土曜120人(入境時・隔離中の発見36人、香港市中感染82人、確認中2人)、日曜81人(入境時・隔離中の発見4人、香港市中感染77人)、感染者合計は13,679人(陽性者合計14,105人)、死者合計は213人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が5,357,021人(79.4%)(シノバック2,065,689人、ビオンテック3,291,332人)、うち2回目接種が4,806,959人(71.4%)(シノバック1,785,761人、ビオンテック3,021,198人)、3回目接種が951,157人(シノバック395,694人、ビオンテック555,463人)となっています。昨日は感染経路不明が15人、屯門、天水囲、大埔、沙田など様々な地区で確認されました。食物及衛生局局長のソフィア・チャンは「人口の90パーセントがワクチンを1回以上接種すれば、制限の緩和を検討できる」と話しています。