本日は冬至、多くの職場が昼過ぎに終了

更新日:2021年12月21日
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ごま団子

本日は、香港では家族と食事を共にする大切な日「冬至」であり多くの職場が昼過ぎに業務を終了すること、旧正月にビクトリアハーバーでおこなわれている毎年恒例の花火大会が新型コロナウイルスの影響を理由に中止となったことをお伝えします。

■本日は冬至、多くの職場が昼過ぎに終了
本日12月21日は、2021年で最も日の出から日没までの時間が短い「冬至」となります。香港での冬至は家族と食事を共にする大切な日であるため、多くの会社が午後3~4時頃に業務を終了します。

冬至には「湯圓(トンユン)」と呼ばれる暖かいスイーツを食べる習慣があり、湯圓の丸い形状が家族団らんの象徴とされています。

湯圓とは、黒ごまやピーナッツ味の餡が入った一口サイズのお餅が、小豆スープやピリ辛の生姜スープに入っている食べ物で、香港内の多くのスーパーで購入することができます。冬至になると、家族でレストランやスイーツ店に訪れて湯圓を食べる姿も多くみられます。

なお、冬至が過ぎると日が長くなっていくことから、中国では古来より冬至が「新しい年の始まり」や「春が訪れる前触れ」という概念があります。そこで冬至を重要な日と見なし、家族でご飯を食べるようになったそうです。

■旧正月の花火大会が3年連続で中止
旧正月にビクトリアハーバーでおこなわれている毎年恒例の花火大会ですが、新型コロナウイルスの影響を理由に中止が発表されました。旧正月の花火大会の中止は3年連続となります。

花火大会の中止について、香港旅遊発展局の代表は「冬の間はウイルス感染のリスクが高く、インフルエンザの季節でもある」と話し、香港ケータリングサービス管理協会の会長は「これまで何十万人もの観光客が、旧正月の花火大会のために香港に訪れていた。花火大会に合わせてレストランやショッピングも賑わっていたが、ここ2年間は観光客がいないのでもう慣れている。花火大会のキャンセルは大きな影響を与えないだろう。」と話しました。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は、昨日7人(域内感染者0人)、感染者合計は12,534人、死者合計は213人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が4,837,706人(71.8%)(シノバック1,777,512人、ビオンテック3,060,194人)、うち2回目接種が4,613,918人(68.5%)(シノバック1,701,308人、ビオンテック2,912,610人)、3回目接種が315,033人(シノバック168,028人、ビオンテック147,005人)となっています。

オミクロン株対策として、12月24日午前0時より、香港行きフライトの搭乗者は出発前48時間以内に検体採取したPCR検査の陰性証明書が必要となります(これまでは72時間以内)。また、英国が本日より新たにハイリスク国(Group A)に指定されており、英国に過去21日間にさかのぼり滞在している場合、香港居住者以外は入境禁止となり、香港居住者は、ワクチンを2回接種していれば入境できますが最初の4日間はぺニーズベイ隔離センター、残り17日間は隔離ホテルで合計21日間隔離となります。英国のほか米国とアフリカの国々も同じ対応となります。