10月1日の花火大会、コロナを理由に中止

更新日:2021年08月30日
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国慶節花火大会

本日は、10月1日の花火大会が新型コロナウイルスを理由に中止となったこと、入店アプリの未使用で罰金者が続出していること、校長協会の副会長が小学生の終日授業は難しいと話したこと、東平洲行きフェリーで火災が発生し320人が陸上に避難したこと、の4つの話題をお伝えします。

■10月1日の花火大会、コロナを理由に中止
毎年10月1日に開催されている国慶節(中国の建国記念日)の打ち上げ花火大会が新型コロナウイルスを理由に中止と発表されました。国慶節の花火大会は3年連続で中止となっており、2019年はデモの影響で中止、2020年は新型コロナウイルスの影響で中止となっています。

■入店アプリの未使用で罰金者が続出
8月28日(土)、葵涌(クワイチョン)のバー入店時にLeaveHomeSafe(安心出行)アプリを使用しなかったとして利用客21人に5,000香港ドルずつの罰金、うち1人はマスク未着用のダブル違反で10,000香港ドルの罰金となりました。現在、香港警察によるコロナ対策制限の見回りが強化されており、各エリアでの罰金者のニュースが沢山ありますのでご注意ください。

■校長協会の副会長、小学生の終日授業は難しい
昨日、香港島校長協会の副会長が「新学期、小学生が終日授業を行う可能性は低い。すでに半日授業の準備を開始しており、半日はオンライン授業や他の活動となる。」とラジオ番組で話しました。9月1日の新学期から終日授業を再開するには、学校職員と生徒の両方のワクチン接種率が70%以上である必要がありますが、ワクチン接種できるのは12歳以上であるため小学生はほとんどがワクチン接種できないのが現状です。

■東平洲行きフェリーで火災。320人がボートで避難
昨日、香港の最東端にある香港ユネスコ世界ジオパークの一部である離島「東平洲」行きのフェリーで火災が発生しました。翠華船務(チョイワーフェリー)社が運航するフェリーで午前10時に沙田区の馬料水を出発した後エンジンルームで発火。乗客らはすぐに気付き自らライフジャケットを着用したそうです。発火から約30分後に海上警察が到着し、乗客318人とクルー2人の計320人がボートで東平洲の陸上に無事に避難し、負傷者はいませんでした。消防当局は火災の原因をエンジンルーム内の電気回路の問題と考えています。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は金曜17人(域内感染者0人)、土曜6人(域内感染者0人)、日曜7人(域内感染者0人)、感染者合計は12,108人、死者合計は212人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が4,096,421人(対象者約680万人中60.2%)(シノバック1,508,363人、ビオンテック2,588,058人)、うち2回目接種が3,366,592人(シノバック1,262,290人、ビオンテック2,104,302人)となっています。香港大学の孔繁毅教授はラジオ番組で「香港でワクチン接種率が70%に達すれば、中国本土との境界を徐々に再開、帰国者の隔離期間短縮、学校の対面授業再開、屋外活動でのマスク着用免除など、一部の措置緩和ができる」とコメントしました。