明日は香港トラムが終日無料で乗り放題

更新日:2021年08月17日
LINEで送る
Pocket

ギネス認定

本日は3つのニュース。明日8月18日に香港名物2階建てトラムが終日無料で乗車できること。8月20日から新たに15か国が新型コロナウイルスの高リスクとなりワクチン接種の香港居住者だけに帰国が許可されること。キャセイ職員がデルタ株の陽性となり東涌のマンションがロックダウンされたことをお伝えします。

■明日は香港トラムが終日無料で乗り放題
香港名物の2階建てトラム(路面電車)が「運行中の世界最大の2階建てトラム」にギネス認定されたことを記念して明日8月18日(水)、香港中にある165台のトラムに無料乗車できます。

香港の2階建てトラムは1904年に開通し117年の歴史があります。現在も市民の交通手段として親しまれているほか、観光客には香港名物として人気です。日本人ではあまり知られていないようですが、香港人の間でトラムは叮叮(ディンディン)の愛称で呼ばれています。

また、8月22日(日)まで、トラムグッズの期間限定ポップアップストアが鰂魚涌(クオーリーベイ)駅の近くの商業施設「太古坊(タイクープレイス)」のアートスペース「ArtisTree」で開催されています。限定のトラム関連グッズが販売されており、カフェやフォトブースなども楽しめます。
当社記事:https://hongkong-bs.com/hkevent/2021073001/

■15か国が高リスク国に、非居住者は入国禁止
香港政府は8月20日(金)0時から、新型コロナウイルスの中リスク国に設定している以下15か国を、デルタ変異株の急増を受けて高リスク国に再分類します。これによりワクチンを2回接種した香港居住者だけに帰国が許可され、指定ホテルでの隔離期間は現在の14日間から21日間に変更されます。現在は高リスク国からでもワクチンを2回接種していれば外国人(香港非居住者)が入国できますが8月20日(金)からは入国禁止となります。

米国、フランス、タイ、バングラデシュ、カンボジア、ギリシャ、イラン、マレーシア、オランダ、スペイン、スリランカ、スイス、タンザニア、トルコ、アラブ首長国連邦。

また、低リスク国に分類されているオーストラリアが8月20日(金)から中リスク国に再分類されることも発表されました。指定ホテルでの隔離期間はワクチン2回接種していれば14日間、抗体検査の陽性証明を提出すれば7日間となります。

■キャセイ職員がデルタ株陽性、東涌でロックダウン
海外渡航歴のないキャセイパシフィック航空の空港ラウンジ従業員(47歳女性)が、新型コロナウイルスの検査でデルタ変異株(L452R)に陽性だったため、従業員が居住する東涌(トンチョン)のマンション逸東邨美逸樓でロックダウンが実施されました。約1,600人の住民が強制検査を受け、今のところ感染者は確認されていません。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は水曜1人(域内感染者0人)、木曜5人(域内感染者0人)、金曜5人(域内感染者0人)、土曜2人(域内感染者0人)、日曜1人(域内感染者0人)、月曜3人(域内感染者0人)、感染者合計は12,037人、死者合計は212人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が3,763,669人(対象者約680万人中55.3%)(シノバック1,422,549人、ビオンテック2,341,120人)、うち2回目接種が2,936,261人(シノバック1,139,011人、ビオンテック1,797,250人)となっています。