新型コロナ対策制限が8月4日まで延長

更新日:2021年07月21日
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制限令延長

香港政府は新型コロナウイルス対策の制限令のほとんどを8月4日(水)まで延長することを発表しました。調査会社の香港民意研究所は12歳以上、6,158人を対象にアンケートを実施したところ64%がコロナ制限令の全面撤廃を求めており、94%が制限措置は厳しすぎると回答したとの結果を伝えました。

飲食店、バーなどは引き続きワクチンバブルのルールに基づく運営が必要となります。ワクチン接種の有無で制限が変わる点にもご注目ください。 会議、フォーラム、シンポジウム、展示会、式典、祝賀(結婚式を含む)は、イベント施設で以下(a)から(d)の措置を条件として実施できるようになりました。

(a)参加者の3分の2以上がワクチン1回接種している場合は収容人数100%、していない場合は50%。
(b)1グループにつき4人まで(同居家族の場合は5人以上も可)。団体写真撮影の場合はマスク着用なら人数制限なし。
(c)観客席、聴衆席での着席は85%まで、座席の隣接は連続6席まで。
(d)イベント施設内の飲食施設は飲食店の制限に従うこと。 また、公共の娯楽施設に限り、スタッフと顧客の3分の2以上がワクチン1回接種している場合は収容人数100%許可されます。

【 現在の新型コロナウイルス対策の制限 】
下記にあるタイプとは、香港政府が店舗を区別するために指定しているものです。

■レストラン
・ワクチンバブルが推進する対策をしていないレストラン(タイプA) 午後6時、1テーブル2人、収容人数50%、宴会20人まで可。
・スタッフ全員が14日毎にコロナ検査、アプリもしくは手書きでの入店記録(タイプB) 午後10時、1テーブル4人、収容人数50%、宴会20人まで可。
・スタッフ全員がワクチン1回(タイプC) 深夜0時、1テーブル6人、収容人数75%、宴会20人まで可。
・スタッフ全員がワクチン2回で14日経過、顧客の3分の2以上がワクチン1回(タイプD) 深夜2時、1テーブル12人、収容人数100%、宴会180人まで可。ライブパフォーマンス可。

■バー、パブ、ナイトクラブ
・スタッフと顧客の全員がワクチン1回(タイプ1) 深夜2時、1テーブル4人、収容人数75%まで可。ライブパフォーマンス可。
・スタッフ全員がワクチン2回で14日経過、顧客ワクチン1回(タイプ2) 深夜4時、1テーブル8人、収容人数100%まで可。ライブパフォーマンス可。

■カラオケ、パーティールーム
・スタッフと顧客の全員がワクチン1回(タイプ1) 深夜2時、1ルーム8人、収容人数75%まで可。
・スタッフ全員がワクチン2回で14日経過、顧客ワクチン1回(タイプ2) 深夜4時、1ルーム12人、収容人数100%まで可。

■雀荘
・スタッフ全員がワクチン1回(タイプ1) 午前0時、1テーブル4人、収容人数75%まで可。
・スタッフ全員がワクチン2回で14日経過、顧客ワクチン1回(タイプ2) 午前0時、1テーブル4人、収容人数100%まで可。

■浴場(サウナ)
・スタッフと顧客の全員がワクチン1回 深夜2時まで可。

■その他
・公共場所での集まりは4人まで
・公共場所(屋内、屋外)でのマスク着用

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は昨日7人、感染者合計は11,966人、死者合計は212人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が約2,888,200人(人口の約38.5%)(シノバック1,163,600人、ビオンテック1,724,600人)、うち2回目接種が約2,065,400人(シノバック854,000人、ビオンテック1,211,400人)となっています。