政府が12~15歳のビオンテックワクチン接種を承認
本日は、香港政府が12~15歳のビオンテックワクチン接種を承認したこと。また、各社や団体がワクチン接種者を対象としたラッキードローを発表しており、キャセイパシフィック航空はジェット旅客機での空中パーティー、香港總商会は2,000万香港ドル相当の景品、電話会社の3(スリー)香港は33個のiPhone12 Proプレゼントを発表したことが話題となっています。
■政府が12~15歳のビオンテックワクチン接種を承認
香港政府は、専門家パネルメンバー12人全員の賛成意見に基づき、ビオンテックワクチンの接種可能年齢を16歳以上から12歳以上に引き下げることを承認しました。約20万人が対象者に含まれる見込みであり、接種スケジュールは来週発表される予定です。シノバックワクチンについては引き続き18歳以上が対象となります。
食物及衛生局の陳肇始(ソフィア・チャン)局長は、「12~15歳がワクチン接種をすることで、利益のほうがリスクを上回る。元通りの学校生活に早く戻れるようになる」とコメント。専門家パネルのメンバーである香港中文大学の許樹昌(デビッド・ホイ)教授は「製造者からのデータによると、ビオンテックワクチンは12~15歳に100%効果がある。12~15歳の方が16~25歳に比べてより多くの抗体がつくられるという結果が出ている。副反応は通常通りである」とコメントしています。
■各社や団体がワクチン接種者を対象にラッキードロー
→ キャセイ、ジェット旅客機での空中パーティー
キャセイパシフィック航空がワクチン接種者を対象として、抽選で1名にジェット旅客機(エアバスA321neo)での空中パーティー、10名に100万アジアマイル、100名に10万アジアマイルが当たるラッキードローを実施します。参加条件は8月までにワクチンを2回接種した香港IDカード保有者で詳細は後日発表されます。プライベートジェットでの空中パーティー当選者は、ワクチン接種をした友人を招待することができ、香港の上空を飛び回りながらパーティーを楽しめるとのこと。
→ 香港總商会、2,000万香港ドル相当の景品
香港總商会(商工会議所にあたる)がワクチンを2回接種した18歳以上香港IDカード保有者を対象に合計2,000万香港ドル相当のラッキードローを実施します。キャセイパシフィック航空のビジネスクラス航空券、500枚の地下鉄MTR年間パス、ホテルステイケーション、テーマパークパッケージなどが景品となるようです。後日詳細が発表される予定です。
→ 電話会社の3(スリー)、33個のiPhone12 Pro
電話会社の3(スリー)香港は、8月31日までにワクチン2回接種し電話回線の新規契約、契約更新、または5Gへのアップグレードをおこなった方を対象として、33個のiPhone12 Proが当たるラッキードローを実施します。それ以外にも、800香港ドルオフでiPhone 12 Pro Max、iPad Pro、Samsung Galaxy S21など22種類の機種を購入できる特典も用意しているとのこと。
< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は昨日1人(域内感染者0人)、感染者合計は11,850人、死者合計は210人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が約1,442,900人(人口の約19.2%)(シノバック629,500人、ビオンテック813,300人)、うち2回目接種が約1,059,700人(シノバック452,200人、ビオンテック607,600人)となっています。