香港政府、入境者の隔離期間を21日間に変更
本日は、香港政府が外国からの入境者の隔離期間を21日間に変更したこと、ブルース・リー主演映画「死亡遊戯」のロケで使用された有名レストラン「南北楼」が閉店すること、日本政府が1月末まで外国人の入国を停止すること、の3つの話題をお伝えします。
■香港政府、入境者の隔離期間を21日間に変更
香港政府は12月25日(金)から、すべての外国からの入境者の隔離期間を21日間と変更しました。隔離場所は政府指定のホテルとなります。香港政府は、専門家の「新型コロナウイルスの潜伏期間が14日間を超える場合がある」との意見を考慮して隔離期間の延長を決定。中国本土、マカオ、台湾からの入境者の隔離期間は引き続き14日間ですが、香港入境前21日間以内に外国に滞在暦のある人は隔離期間21日間となります。さらに、12月2日(水)から24日(木)の間に中国本土、マカオ、台湾以外の外国・地域から入境して14日間の隔離となっていた人に関しても、入境日から数え19日目または20日目に地区検査センターか指定検疫ホテルでウイルス検査を受け、検査結果が出るまで所定の待機場所(ホテル)で待機しなければならないため、事実上21日間程度の隔離期間となります。
また、過去21日間に英国または南アフリカに2時間以上の滞在暦のある人の入境は禁止されています。
■映画、死亡遊戯のレストラン「南北楼」が閉鎖
1978年公開のブルース・リー主演の映画「死亡遊戯」のロケでも使用された、50年もの歴史がある四川料理レストラン「南北楼」が12月31日で閉店となります。香港各紙では閉店理由をコロナウイルスの影響であると伝えています。
南北楼は1971年に銅鑼湾(コーズウェイベイ)で開業し、古き時代の中国が感じられる外観と内装で食事を楽しむことができるお店です。日本人などの外国人旅行客にもとても人気のあるお店でしたが、あと数日で幕を閉じます。
■日本政府、1月末まで外国人の入国を停止
日本政府は、新型コロナウイルスの変異種が世界的に拡大していることを受け、本日28日午前0時から2021年1月末まで、全ての国・地域からの外国人の新規入国を停止します。すでにビザを取得した外国人は入国できますが、上陸申請から14日以内に英国や南アフリカに滞在した人は入国を認められません。経済活動への影響を避けるため、中国や韓国など11か国・地域と合意した二国間のビジネス往来などによる入国は引き続き認めるとのこと。
また、海外での滞在期間が7日以内の短期出張で、日本に帰国する日本人について、これまでは帰国後14日間の待機が免除されていましたが、本日28日から、再びホテルや自宅などでの14日間の待機が求められます。さらに、変異種が確認された国・地域から帰国する日本人には、出国72時間前までの陰性証明書提出を求めるなど検査を強化します。これについては30日から開始となります。
< 香港の新型コロナウイルスの感染状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は金曜57人、土曜59人、日曜70人、感染者合計は8,611人、退院者合計は7,474人、死者合計は137人となっています。