香港政府の新型コロナ対策の最新対応について

更新日:2020年12月02日
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イミグレ

本日は、公務員の在宅勤務により香港イミグレーションのサービスに制限がかかったこと、マスク着用と集まり制限違反者への罰金増額が検討されていること、シンガポールとのトラベルバブルが2020年は中止と発表されたことを注目のニュースとしてお伝えします。

■香港イミグレーションのサービスに制限
公務員の在宅勤務により、香港イミグレーションのサービスに制限がかかりました。

・香港パスポート:緊急申請と緊急受取のみ受付
・IDカード:交換、申請、更新は11歳と18歳のみ受付
・ビザ:緊急延長のみ、ドロップインで受付(※)
・永住権:湾仔25階で通常どおり受付

※.提出時に電話番号を記載し担当者からの連絡を待ってください。

■マスク着用と集まり制限違反者への罰金増額を検討
香港政府がマスク着用や公共場所での集まりに関する制限違反者への罰金を、2,000香港ドルから「5,000香港ドルまたは10,000香港ドル」に増額することを検討していると、香港メディアRTHKや香港01が伝えています。

なお、本日から実施されている公共場所での集まりに関する新たな制限内容の詳細は以下となります。

・公共場所での集まりは2人まで
・飲食無しの結婚式での集まりは20人まで
・飲食無しの上場企業の株主総会など、条例に基づく会議は20人まで
・宗教上の集まりと香港現地ツアーの集まりは2人まで

■シンガポールとのトラベルバブル、2020年は中止
香港政府は、香港内の新型コロナウイルスの状況悪化を考慮し、シンガポールとのトラベルバブル(隔離措置の免除)を2020年は実施しないことを発表。あわせて2021年の実施については、12月末に検討をおこなうとしており、すでに12月のシンガポール行きの航空券を予約している方は、航空会社に連絡をして日程変更や調整をおこなうようにと案内しています。

< 香港の新型コロナウイルスの感染状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は昨日82人、感染者合計は6,397人、退院者合計は5,361人、死者合計は109人となっています。