10月～12月のGDP前年比マイナス4.5％と予想

本日は、香港大学が発表した10月～12月と年間（2020年）のGDP予想と、新型コロナウイルス対策の制限が10月15日（木）まで延期されたことに注目が集まっていますので、以下にお伝えします。

■10月～12月のGDP前年同期比－4.5％、年間－7.2％と予想
香港大学の経済・商業戦略研究所が、2020年7月～9月のGDPを前年度比マイナス6.5％、10月～12月はマイナス4.5％、年間ではマイナス7.2％と予想しています。

すでに香港政府が発表している実質GDPでは、1～3月は前年度比マイナス9.1％、4～6月はマイナス9.0％となっています。

■新型コロナ対策の制限が15日まで延長
香港政府は、現在実施中の新型コロナウイルス対策の制限を10月15日（木）まで延長することを発表しました。キャリー・ラム行政長官は「コロナ第3波が本当に終わったとは言い切れない。先週の国慶節と中秋節の連休で多くの人が出掛けていた」とコメントしています。

＜ 制限が継続される項目 ＞
・店内飲食、24時～午前5時は禁止
・飲食店の収容人数は50％以下、1テーブルにつき4人まで
・飲食店内のテーブル間は1.5メートル以上離す、または仕切りを設置
・飲食中以外はマスク着用
・飲食店内でのライブ演奏やダンスを禁止
・公共場所での集まりは4人まで
・公共場所（屋内、屋外）でのマスク着用（屋外運動を除く）
・バーやナイトクラブの収容人数は50％以下、1テーブルにつき2人まで

＜ 香港の新型コロナウイルスの感染状況 ＞
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は昨日8人、感染者合計は5,133人、退院者合計は4,875人、死者合計は105人となっています。昨日の新規感染者のうち3人は感染経路が不明となっていますが、うち1人は尖沙咀のロイヤルガーデンホテル3階のベトナム料理店に出勤していたことが分かっています。