10月初めは国慶節・中秋節で4連休

更新日:2020年09月18日
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月餅

10月1日(木)~4日(日)、香港は「中秋節(伝統的な収穫祭)」と「国慶節(中国の建国記念日)」が重なり4連休となります。本日は香港の中秋節についての情報を中心に、皆様にお伝えいたします。

中秋節とは旧暦8月15日に中華圏を中心におこなわれる伝統的な行事で、起源は中国の殷(紀元前17世紀頃~紀元前1046年)時代にまでさかのぼると言われています。元々は作物に雨をもたらす龍に祈りをささげる祭事だったようですが、後に満月を鑑賞する文化として根付いていったようです。

香港では中秋節には「家族や親戚で集まり食事をする」、「お世話になった人へ月餅やフルーツを渡す」、「灯籠(ランタン)や伝統行事を見る」、「月見」などをし、各地では中秋節の行事もおこなわれます。例年であれば、大坑(タイハン)の街中で数万本もの線香の火に覆われた巨大ドラゴンが練り歩く「舞火龍(ファイヤー・ドラゴン・ダンス)」が開催されますが、今年は新型コロナの影響で中止となりました。銅鑼湾(コーズウェイベイ)のビクトリア公園で開催される有名イベント「灯籠祭り(ランタン・フェスティバル)」も中止が確定しています。

なお、最近ではクリエイティブな月餅に注目が集まっています。特に有名なのはザ・ペニンシュラ香港のカスタード月餅で今年は初となるハート型の限定月餅を1箱630香港ドルで販売しています。その他にもIKEA(イケア)が初めて月餅を発売し、1箱4個入り4種類の味(マンゴ、チョコレート、エルダーフラワー&キンカン、リンゴンベリー&クリームチーズ)の月餅を49香港ドルで販売し注目されています。珍しい月餅としては、6月に上環にオープンしたCBD製品店Foundで、CBD(麻から抽出される有効成分)が15ミリグラム入ったグルテンフリーの月餅が12個入り398香港ドルで販売されています。

今年は新型コロナウイルスの影響で大規模イベントが中止となっていますので、家族と過ごしたり連絡を取り合うなどして、月餅を楽しむのはどうでしょうか。

< 香港の新型コロナウイルスの感染状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は昨日9人、感染者合計は4,994人、退院者合計は4,682人、死者合計は102人となっています。