エステ業界が経営危機、政府へ営業許可を求める

更新日:2020年08月21日
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消費者物価指数

本日は「エステ業界が経営危機で政府に営業許可を要求」、「公共サービスが8月24日から徐々に再開」、「7月の消費者物価指数が前年度比2.3%減」の3つのニュースをお届けします。香港の新型コロナウイルス新規感染者は昨日18人で約6週間ぶりの低水準となり、感染者合計は4,605人、退院者合計は3,827人、死者合計は75人となっています。

■エステ業界が経営危機、営業許可を求める
香港政府の新型コロナウイルス対策の制限により、エステ業界は7月15日から1カ月以上営業停止となっています。エステ業界の13の団体は香港政府に対して、このままでは経営危機に陥る、感染予防対策は十分に整えているとして営業再開の許可を要求しました。また同時に香港政府への適切な補助の要求も訴えました。

エステの他にも、7月15日から営業停止している業種は、バー、ナイトクラブ、カラオケ、パーティールーム、ジム、マッサージ、浴場、公衆娯楽場、ゲームセンター、雀荘、テーマパーク、クラブハウスです。

■公共サービスが8月24日から徐々に再開
香港政府は、基本的な公共サービスを8月24日(月)から徐々に再開すると発表しました。政府発表の主な内容は以下となりますが、各部署の最新の状況は各部署が発表するとしていますので、目的に応じて各詳細の確認をおすすめします。

・労働局のカウンター業務、週3(月水金)で再開
・房屋署の不動産管理オフィス、週3(月水金)で再開
・民政事務総署のカウンター業務、事前予約制で週2で再開
・屋宇署の新築工事関連の受付カウンター、週5(月~金)で再開
・工業貿易署のライセンス&登録カウンター、週2(火木)で再開

■7月の消費者物価指数、前年度比2.3%減
香港統計局が、7月の消費者物価指数が前年度比2.3%減となったことを発表しました。消費者物価指数とは、消費者が購入する商品やサービスの価格の変動を測定するもので、経済活動が停滞し需給が緩むと上昇率が低下する傾向があると言われています。

香港統計局は消費者物価指数が低下した理由を、「主に香港政府が公共住宅の家賃の全額もしくは3分の2を免除したことが理由である。また、政府による助成金の影響を差し引けば、前年度比0.2%増である。6月は前年度比1.2%増だったが、上昇率が低下したのは主に食費の低下や交通費の低下が理由である」と述べました。(香港政府の補助は、消費者物価指数には反映されない)