MTR車両が新信号システム試験中に対向列車と衝突

更新日:2019年03月18日
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MTR事故

本日の深夜3時頃、地下鉄MTRの荃湾(ツェンワン)線で、新信号システム導入に向けて列車の試験走行をおこなっていたところ、逆方向から走ってくる試験走行車両と線路交差部分で衝突する大事故が発生しました。

事故の発生現場となった中環(セントラル)と金鐘(アドミラルティ)区間の荃湾線の運行は現在停止されており、荃湾線で中環駅に向かう際は金鐘で港島線に乗り換えるか、他の交通機関を利用するようにとMTRコーポレーションは案内しています。

MTRコーポレーションが公開した事故写真には、車両が脱線し大きく破損している様子や、粉々になった窓ガラスの破片が床に散らばっている様子などが写っています。試験走行中の事故であったため一般の乗客はいませんでしたが、試験走行をおこなっていた運転手2名が病院に運ばれ、1名は脚を負傷、もう1名は煙を吸引したため手当を受けました。

MTRコーポレーションの車務総監の劉天成氏は「なぜ2つの列車が同じ線路を走ることになったのか原因が分からない。原因が分かるまで試験走行はすべて中止し、新しい信号システムはすべての試験を通過するまで導入しない。」とコメントしています。