日本人の居住エリア「太古城」で発砲事件4人死傷 

更新日:2018年06月27日
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発砲事件

昨日午後3時頃、日本人が多く住むエリア「太古城(タイクーシン)」の公園で香港人女性(44歳)が拳銃を発砲し、1名が頭部を撃たれ死亡、3名が負傷しました。容疑者女性は事件後すぐに近くのショッピングモール「Cityplaza(シティプラザ)」で逮捕。世界で最も治安の良いと評価される香港での発砲事件は極めて稀であり、世界中のメディアが報道しています。

容疑者女性と被害者4名(60~80歳)は親戚関係にあり、容疑者の祖母の遺産相続をめぐるトラブルが事件の発端と考えられています。叔父にあたる人物とのWhatsAppメッセージに、「祖母が所有していたアパートは2015年時点で780万香港ドルだったが今は630万香港ドルの価値しかない」、「遺産は7~8人に分配される」などの会話履歴が確認されています。

各香港メディアは、容疑者女性は軍隊訓練経験のある元警察官で逮捕時は警備員であったと報じられていることから拳銃の扱いに慣れていた人物であった考えられています。また、押収された拳銃(ベレッタ社製25ACPカリバー)は香港警察で使用されているモデルとは異なることから、現在は拳銃の入手先の確認がおこなわれています。