湾仔北で戦争の不発弾発見 道路閉鎖やオフィス営業停止に

更新日:2018年02月01日
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爆弾処理 香港

昨日、第二次世界大戦の不発弾(重さ450kg、長さ176.53cm)が湾仔(ワンチャイ)北エリアの地下鉄MTR新路線の工事現場から発掘され、近隣の4,600人が避難を実施、今朝の時点でも爆弾処理班が作業を続けており近隣の道路閉鎖、オフィス営業停止、フェリー営業停止などの影響が見られています。

不発弾が同じ工事現場から見つかるのはこの5日間で2個目で、1個目は1月27日(土)に発見された後、約29時間かけて撤去に成功していますが、「2個目はヒューズがひどく劣化しており危険な状態にあるだけでなく、作業がおこないにくい位置で見つかっている」と爆弾処理班がコメント。爆弾の種類は2個とも「AN-M65」で、1941年~1945年の間にアメリカ軍が日本軍を攻撃するために落とされたものだろうと各香港メディアは報じています。

今朝は高層オフィスビル「セントラルプラザ」、「新鴻基中心」、「華潤大廈」などをはじめとする近隣の職場に通勤できず帰宅する会社員の姿が多く見られ、他にも近隣には人が多く集まる建物としてホテル「ルネッサンス香港ハーバービュー」やスポーツ施設「湾仔運動場」、フェリーターミナル「湾仔碼頭」などがあり避難活動がおこなわれています。

湾仔北エリアを訪れる予定がある方は、通行できなくなっている場所が多数あり、バスルートの変更などもあることにご注意ください。周辺で交通渋滞が起こりやすくなっているとも報道されています。