中国銀行(香港)がATMに指静脈認証を導入
更新日:2018年01月31日
香港の大手銀行である中国銀行(香港)が、指静脈認証でATMの本人認証を行うサービスを開始しました。パスワードの代わりに指静脈認証を使用することにより、現金引き出し等のATMサービスが利用可能となります。指静脈認証付きのATMはすでに香港各地に160台設置済みであり、最終的に400台導入すると発表されています。
指静脈認証とは、近赤外線LEDを用いて身体内部の指静脈パターンを読み取る生体認証方式であり、指紋認証や顔認証よりもさらに偽造が困難で高度なセキュリティが実現されるとのこと。日本の銀行では徐々に導入が進んでいますが、香港の銀行に導入されるのは初めてだそうです。
中国銀行(香港)によると、すでに約1万人の利用者が各支店のカウンターで指静脈認証の利用登録を終えており、今後さらに利用者が増えることを期待しているとのことですが、従来のパスワードによる利用方法を選択することも可能とのことです。
指静脈認証を利用すれば、安全性が高まるほか、パスワードを忘れてしまい利用できなくなるというトラブルの回避にもなりそうです。香港の他の金融機関で今後同様の技術が導入されていくのかにも注目です。